プラタナス学習塾・家庭教師

mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

自己効力感を持続させるためにできること

「自分はどうせ頑張っても成果が出ない」
「こんな状態で社会に出ても役に立てない」
「自分なんてどうせ誰からも相手にされない」


思春期を迎える特に顕著になるのが、
自己肯定感が下がって自分に対して自信を失ってしまうこと。

こんなとき
「そんなことないよ」
「やればできるよ」
「自分のやり方があるよ」

というだけではあまり効果的でないかもしれません。


自己効力感


これは、自分が何かを行ったときに

☑望む結果が手に入れられたり
☑誰かに喜んでもらったり、お礼を言われたり

嬉しい結果が得られたときに培われる感覚です。

自己肯定感は「良いも悪いも今の自分を受け入れる」ことです。

ただ、自己肯定感を高めるためには
自分で何かを成し遂げたり、誰かに力になれた経験の積み重ねが大事です。


この自己効力感を得るためには2つのパターンがあります。

1つ目は
自分で成しえたことが強烈に印象に残ること

これは自分の中で財産となって大きな力となります。

2つ目は
誰かに言われた言葉がきっかけとなって強烈に印象に残る子と


このうち2つ目を僕は強調するようにしています。
それが必ずしも記憶に残るとも限らないですが、

少しオーバーなくらいに伝えます。

例えば
「学校で友達がなやんでて、話を聞いてあげたんだ。そしたらすごい喜んでくれたんだ。」

というような話があったとき
普通なら

「それはいいことをしたね。偉いじゃん。」

くらいで終わるかもしれません。

ただ、僕は少しオーバーに
「えらい!あなたのおかげで救われたんだねきっと。その感覚を絶対に忘れないで!」

と言ったりします。

「絶対」という言葉は滅多に使わないのですが、
ここぞという場面では強調するために使っています。

ただ、彼らにとってみれば
「でも、そんな大したことしてないしな」

というように考えている場合が多いです。

でも、実際は人の力になったというのは

とても価値のある行動なんですね。


どうしても悪い記憶に流れがちなのが人間ですから、


いざというときには自分で何か成し遂げたことについて
強調して伝えておくのは

自己効力感を高めておく上では大事なことです。


宿題をやったり部屋をかたづけたり
「そんなことやって当たり前」


と思うこともあるかもしれません。


ただ、些細な出来事に対し
自分の予想を超えたリアクションがあると

響いたりするものです。

そしてモチベーションは自分一人ではどうしても維持できないことがあります。

そんなときは周りからのこうした
リアクションがきっかけになることもあるかもしれません。

「オーバーなくらいに喜ぶ」
そしてその経験を

定期的に振り返ってみてください。
それだけで明日のやる気につながることもあります。

それでは、よい休日をお過ごしください!

メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する