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落ち着きのない子はなぜルール通りに行動できないのか?

おはようございます。


ドッジボールや鬼ごっこ、グループで作品を作るとき
にみんなで仲良くプレーできるためにあるもの。

それがルールです。

ところが落ち着きがなかったり勝負にこだわりがある子だと

このルールを無視して自分の気持ちを押し付けてしまう子がいます。


なぜそのようなことが起こるのでしょうか?


自分が勝てないと分かると急に不機嫌になる、
負けるのがイヤだから途中で試合を放棄する

お子さんにこのようなことはありませんか?
このメルマガを読むと
その背景にひそむお子さんの気持ちに気づいてあげられます。


・ルールとは?
そもそもルールとは、その競技や話し合いに参加するみんなが
公平に楽しめる、競えるようにするための決まり事です。

ルールがないと不公平になってしまって面白くなくなりますし、
話し合いも一方的になってしまいます。

勝負や話し合いの結果が平等に与えられるために決められたこと、
それがルールです。



・落ち着きがない子とこだわる子ではルールを破る理由が違う?

落ち着きがないことこだわりが強い子では背景にある
心理的な動きが少しことなります。

落ち着きがない子はルールを破りたくて破るというより、
納得できない状況で新しいルールを思いついたり
自分流を見つけたときすぐに試してしまいたくなるのです。

ただ、試した結果失敗することが多くなります。
あらかじめ決められていたことを実施しなければそれは
そうなりますよね・・・。

ここに新しいことにチャレンジしたくなる好奇心と、ルールを破りたくなる衝動性の違いがあります。

どちらも「どうしてもやってみたい!」という気持ちに駆られていることに変わりはないのですが、

ルールを無視してなんでもかんでもやってみたい!
というのは好奇心ではないんですね。


一方こだわりが強い子は
ホメオスタシスという、心理的安定が崩れることへの
危機回避的な心理が強いです。

間違いを指摘されると一気に気持ちが沈む
勝負に負けそうになると勝負を放棄したくなる

つまり極端に落ち込むんです。

僕の生徒さんにも「バツをつけないでほしい」という生徒さんがいますが、

それはバツをつけられると
すごい落ち込むから。

だからバツはつけずマルだけにしています。
そしてマルがつくためにはどうしたらいいかを考え、修正します。
打たれ弱いとも言えるかもしれません。
とはいえ自分だって間違えることがあるという事実を受け入れる
練習は必要ですよね。

勝負に負けそうになる時も含め
心理的な安定がくずれることに慣れていない、
変化が苦手なのも特徴の1つですしね。

特に成長するにつれて自分で知っているルールを基準に考えるようになります。

しかし知っているルールも間違って覚えていることってありますよね。

このときルールを変更できず自分の主張を押し通そうとする子が中にはいます。

これは
自分のロジックが崩れることによる一種の不安のあらわれじゃないかと考えています。



・共通していること
どちらにも共通しているのははじめのうちは
「破りたくて破っている」という自覚はないということです。

もちろん、ルールそのものの理解やルールを覚えるまでに時間がかかることもあります。

だからといって叱ったところで効果はありません。

ルールを守れなかったときにすべきこと、それは

ルールを守れなかったときの心理に共感し、
自分の失敗や間違いを受け入れられるようにすること。

6月3日の講座ではそのヒントになります。
ぜひ参加してくださいね。

メルマガ会員限定の案内はこちら↓
https://bit.ly/44KXwLH

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