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発達検査をもって学校に行ったけれど参考にしてくれない!そんなときどうする?
「発達検査を受けて結果を学校に持って行ったはいいものの、相手にされなかった。」
もしくは
「参考にします。とは言われたけどそれ以上のことは分からない
。」
ということが多くあります。せっかく受けた検査もこれでは意味がなくなってしまいますよね。
学校に配慮をお願いしたいのにそれがかなわないのは確かに残念です。
ただ、それは当然と言えば当然で
学校の現場でも
「その検査結果をもとにどう支援してあげたらいいのか。」
まだ手探りであることが多いです。
書字障がいがある
読字障がいがある
などのように明らかな困難があると分かれば対応してくれることもありますが、グレーゾーンの場合は
どんな状態にあるのか、どんな考え方のクセがあるのかは
とても見分けづらいのです。
検査結果も
「言語理解?知覚推理?ってなに?」というところから
スタートする場合が多いです。
最近では支援員さんが入ってくれて整った対応をしてくれることも増えましたが、それもまだ学校によってばらつきがあります。
今は保護者の方が橋渡し役をになっているのが実情です。
でも保護者の方も働いていたりして忙しいですし、
しかも
「言語理解?知覚推理?ってなに?」というところから
スタートする
これは保護者の方も同じですよね。
なのでとても疲れてしまうんじゃないかなと思います。
であればなるべくそうした手間をはぶくためには
子どもの現状が分かる資料があると便利ですよね!
今回はその資料作りに必要なポイントをお伝えします。
学校への伝達の際の参考にしてくださいね。
①傾向をしっかり伝える
子どもの困りごとは場面ごとによって変わってきますので1つ1つに対して適切に対応するのはかなり難しいです。
そのため全体的な傾向がまずは分かるようにすると良いですね。
例えば
「多動性がある」といった場合、これは傾向として
集中力が切れやすい、
飛ばし読みが起こりやすい
字が雑になりやすい
忘れ物が多くなりやすい
などがあります。
一人ひとりの個性があるのはもちろんとして、オーソドックスな傾向があるのはお伝えしておくと良いですね。
②苦手なことを明確に伝える
何が苦手なのかを明確にしてあげるのは大事なポイントです。
グレーであればあるほど苦手さも見えづらくなりますが、きっとこれまでの生活の中で
特につまづいていた場面があるはずですので、振り返ってみてください。
また、苦手なポイントも整理して伝えると分かりやすいです。
例えば
・勉強ではどんなことが苦手か
・コミュニケーションではどんなことが苦手か
・集団活動では何が苦手か
など、場面ごとに整理してみてください。
保護者の方たちもきっと分からない中で不安もあるからだと思いますが、
すごいたくさんの情報をお話してくれることがあります。
それが場面ごとに整理されているだけで伝わりやすくなることもありますので、まずは整理するようにしてみてください。
③何をしてほしいかを明確にする
学校の先生も情報だけもらってもどうしたら良いか分からないことが多いのが現状です。
そのため何をしたら良いのかが明確になると手をうってくれることもあるので、何をしてほしいかも明らかにしましょう。
例えば
「読むのは苦手なので音読の練習の回数は減らしてほしい」
「字が雑になってしまうので宿題は半分だけになることがあることを認めてほしい」
「コミュニケーションはなかなか上手に言葉にできないみたいなので、何かあった時の逃げ道を一緒に考えてあげてほしい」
「騒音がすごく苦手なのでいざというときのためにイヤーマフを常備させてほしい」
「提出物があっても連絡帳に書けないときがあるので、本当に大切なものがあったときには書き足してほしい」
のように明確になっていると良いですね。
実際、コミュニケーションでは
「お友達に手を出さないようにするためにお守りを持つことを認めてほしい」は学校にも認めてもらい効果もありました。
*何をお願いしたらよいか分からない!そんなときは
実際何をお願いしたらよいか分からないこともたくさんあると思います。
そんなときはまずは検査実施者に「学校の場では特にどんなことが苦手になりそうか」を聞くようにしましょう。
そして何が苦手かが分かったらそれを改善する方法を検討します。
その際は
・環境は変えられるか
・どんな道具を使えば良いか
・時間をかければなんとかなるか、それとも量を減らすか
こうした点から方法を考えてみてくださいね。
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