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マインクラフトとは上手なお付き合いを
最近、
マインクラフト・エデュケーションなるものを導入して生徒に使ってもらっている水野です。
今ではすっかりポピュラーになったマインクラフトですが、
そのマインクラフトは教育現場でも活用されています。
どんな風に活用されているかというと
(タイトルだけでも読んでいただければ・・・)
①クリエイティビティを育むツールとして
マインクラフトの誕生はそもそも、無限のネットワークフィールドに、自分たちで世界を作り上げることでした。
このクリエイティビティは子どもたちの創造力を高めるとして注目を浴び、今でもそのツールとして世界中で活用されています。
②プログラミングを学習するツールとして
マインクラフトにはJavaスクリプトと呼ばれるプログラミング言語を学ぶソフトがあったり、同じくpython(パイソン)と呼ばれるプログラミング言語を学べるようなソフトがあります。
また、ブロックを重ねて構造を覚えるためのツールもあります。
こうしたプログラミング言語を学ぶのにもマインクラフトは活用できます。
③科学を学習するツールとして
マインクラフト・エデュケーション版では化学式や生成器などがあるため、実際の分子構造などを学ぶこともできます。
黒板もあるので、先生と生徒をつなぐツールとしても活用されています。
・でも、マインクラフトってゲームでしょ?
はい、そうです。もとはゲームだったし今でもゲーム性は残っています。
だから賛否両論あるんですよね。
・発達個性がある子にもやらせて良い?
結論からいうと、基本的には良いと思います。
ただ、主に以下の点には注意です。
・暴言
・過集中
マインクラフトにはサバイバルモードや、モッドと言った敵を倒す仕様もあります。
かつて僕らが「ゲームで暴力なんてありえない!」と言われていたようにこうした暴力的な描写はいまだに議論の的です。
だからこそ、現実世界と空想世界における振る舞いの区別は「小言」としてどんどん言っていいのではないかと思います。
だから現実世界で暴言が出たらそれはNGですね。
また、マインクラフトも同様に過集中になる可能性があります。
ゲームはそれこそ「あとちょっと・・・」となりやすい媒体です。手軽に遊べますしね。映像は頭に残りやすく、ふとした瞬間に思い出しやすいのです。
だからこそ約束を超えて許容してしまったとき、それが際限ない欲求につながってしまう可能性もあります。
クリエイティブなゲームとはいえ明確に「○○を作りたい!」という意志が確認できない限りは、時間制限はあったほうが良さそうです。