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メタ認知を加速させる自信貯金
おはようございます。
明日はクリスマスイブですね。
子どもに「サンタはいないって知ってるもん」と言われたので
「いえ、サンタはいます。」と断言して大人の夢を守り続けている水野です。
サンタなんて信じているの?と聞かれたので迷わず
「クリスマスの時期にググってみ。サンタの位置情報公開されてるから。」
と答えました。
さて、今回はテーマをメタ認知についてご紹介しています。
まず、発達個性がある子にとってこの世界がどう映っているかというと
「とても混乱した、分からないことだらけの世界である」
一般的に子どもは何も分からないところからスタートしますが、
それらを自然に学習できる能力を持っています。
【この学習を一人だけではしきれないところがある、この世界を広げていくためにスモールステップで誰かと歩いていく】
これが発達個性がある子たちの基本です。
もちろん学習能力には個人差がありますから、どんな子であっても内容によって学習のしやすさとしにくさがあります。
発達個性がある子たちは例えば
・音が気になりすぎて集中しきれない
・心がざわついて勉強に集中しきれない
・相手の言っていることがよく聞き取れない
こうした悩みを常に持っています。
でも、幼いうちはこれらは悩みではなく当たり前のものとして受け入れています。
どちらかというと自分主体で考えている時期ですね。
そうした悩みが大きくなるにつれて周りとの違い意識するようになり、「自分は・・・なんだ。」と考えるようになります。
(就学前)
「なんで分かってくれないの!?」
「よくわからない」
(小学校低学年)
「周りの人もきっと自分と同じなんだ!」
「あれ?うまくいかないけどこんなものかな?」
「まあなんとかなるだろう?」
(小学校中学年)
「あれ?ちょっと違和感が・・・」
「もしかして自分だけ??そんなこともないか?」
(小学校高学年~思春期)
「自分は勉強できないんだ!」
「なぜ自分は、周りと比較してこうも違うんだろう?できないんだろう?」
こうした思春期を乗り越えて確立されるのがアイデンティティです。
メタ認知は成長するにつれて徐々にできるようになりますが、いざ自分の行動や考えを客観視できるようになったときに
ネガティブな要素がほとんどを占めているか、それともポジティブもネガティブも含めて客観的に判断できているかは
生きる力にも関わってきます。
小さいころに自分の強みについて理解しておくことは、
いわば将来のメタ認知に備えての『自信貯金』のようなものなのです。