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メールマガジン バックナンバー
小さいころから育てたい「メタ認知」とは
おはようございます。
発達個性育成講師の水野です。
僕は現在、小学2年生~大学2年生の生徒さんに勉強を教えています。
幅がありますが、年齢にかかわらず共通して実施していることがあります。
それは
「自己のメタ認知」をつくること。
メタ認知というのは自分の行動や考え方を客観的に評価する力です。
例えば走るのが遅くてもマラソンが得意な子は、瞬発力より持久力が高いですね。
これを自分の評価として受けとめることができる力です。
また、メタ認知が進むと内面の欲求や葛藤も客観的に判断できるようになります。
「何か食べたいなあ」と考えたときに「いや、でも今日はおやつも食べたし朝もたくさん食べたから夜まで我慢だな。」
こうして自分の考え方に対して客観的に意見を与えることができます。
ただし小さい頃はまだ自分について考えたりする力は弱いもので、周囲の評価を頼りに生きていきます。
このときネガティブな評価ばかりだったらどうなるか。
自己評価は下がり、メタ認知も正しく機能せず発想はネガティブになります。
「今日のテストは頑張った!でも、あのとき慌ててから今回もどうせ低いに違いない。」
物事に白黒つける傾向がある子にとってはこうした思考が習慣となり、自分を断定的に否定してしまうようになります。
でもこの評価は正しくないですよね。
なぜ僕が「今日のできたこと」を記録してもらうようにしているかというと、
自信を持ってもらいたいのもありますが
「失敗を受け入れるためにはそれに負けないくらいのポジティブなエネルギーが必要」と考えているからです。
それによってメタ認知がすすみ、前向きに自分を成長させてあげられたら嬉しいですよね。