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できることがたくさんある!学習障がいのホントのこと
これから学習障がい(LD)に関する情報をお届けしようと思います。
ところで皆さんは学習障がいにどんなイメージがありますか?
✔うまく読めていない
✔字がとても汚い
✔どれだけ練習しても改善されない
✔計算がとても苦手
もしかしたらこんなイメージを持っているかもしれません。
でも、こうしたイメージは言ってしまえば
「誰にでも起こり得そうなこと」
ですよね。(だから判断が難しいんですよね)
でも、発達特性の中にもこうした行動特性はよく見られます。
✔多動傾向が高いために字がどうしても雑になる
✔空間認識が苦手であるために字が上手に書けない
✔継次処理が苦手であるために連続した計算が苦手
つまり発達個性と学習障がいは
行動特性を見る限り重なるところが大きいので、学習障がいと誤解されることが多いのです。
これが学習障がいを理解する上で大きな誤解となる1つの理由なんです。
学習障がいは
「他の機能に問題ないけれど、読み・書き・計算のいずれかの分野に著しい困難があること」
と定義されます。
これがすごく重要なんです。
特に「他の機能に」というところですね。
基本的な認知機能は支障がないけれど、読み・書き・計算
のいずれかで『なぜか』苦手な技能がある
ということになります。
確かに、この判断はとても難しいのです。
そのため僕も学習障がいの判断をとても慎重に行っています。
そうでないと学習する機会を奪ってしまうかもしれないから。
もちろん、中には本来の意味での学習障がいで困ってるお子さんもいます。
であればこそ、経過観察を大事にしているのです。
では、学習障がいについてもう少し細かいポイントを見ていきましょう。