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言語理解の盲点①論破しようとする子たちの衝動と心理
おはようございます。
これから数回にわたって言語理解にまつわることをお伝えしていこうと思います。
・言語理解とは
言葉の意味を理解したり、会話や文の構造や背景を理解してアウトプットする力
のことをさします。
言語理解には様々な機能が関わっているので、言語理解の一点にしぼってお話しするのはあまり適切ではないかもしれません。
なので、言葉にまつわる事例に触れながら「なぜそうなるのか?」をご紹介したいと思います。
ときどきこのようなご相談をいただきます。それは
「こちらが何を言っても屁理屈ばかりで、最終的には言い負かされてしまうことも。どうしたら良いか分からない。」
というご相談です。
そもそも誰かを論破しようとするには自分の欲求を押し通したいという衝動と関係しています。
納得がいかないことがあると言い負かそうとする子がいますよね。
流れで言うと
①押し通したい欲求がある
②話す
③否定される
④反論する
⑤反論し返される
⑥揚げ足取りになる
というイメージです。
重要なのは
『衝動的に言っているので実は内容が短絡的になりがち』
なんですね。
これは子どもだからやむを得ないこともあります。特に推論機能が弱かったり計画性が弱かったりすると、こうした傾向はより強くなるかもしれません。
その際、身につけている語彙が偏っているために論破しやすい構造を生んでいる可能性があるのです。
では語彙が偏っているとはどういうことなのでしょうか?_
そしてこれに相まって語彙が偏っているといともたやすく論破できてしまいます。
それでは語彙が偏っているとはどういうことなのか、明日お伝えしますね。