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知覚推理が苦手だと特に図形でつまずきやすいかもしれません。
おはようございます。
発達個性を育てる講師の水野です。
今回はテーマを知覚推理に絞ってお伝えしています。
◇知覚推理とは
「目で見た情報から推理し、論理的に考えて背景や場面を理解しようとする力」でした。
前回はせつないごんのお話を事例に解説をしました。
今回は算数について、どんなことが起こるのかの例を紹介したいと思います。
算数ではなんといっても
図形問題に
つまずきやすいのではないでしょうか?
例えば台形を2つに分けて考える問題があった時
1つの台形をきれいに三角形と四角形に分けて考えたりする問題がありますね。
このとき
「2つに分けてみましょう」という指示だけ与えられたとします。
するとどうなるか。
きれいに分ける
ということをせずに半分に分けたりするんです。
そして実際にきれいに分けた場合であっても
新たに出来上がった図形が
三角形と四角形の組み合わせである
という理解を得るまでに時間がかかるんですね。
これと似たようなことは文章題や相似な図形、それから1つの図形の中に複数の図形があるような問題で良く起こります。
とはいえ自分でまったくできないわけではありません。
結局のところ補助線というのもトレーニングでいくらかはパターンで引けるようになります。
まずは1つの図形の中から複数の図形を探し出してみる
という練習をしてみるのが良いかもしれませんね。