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メールマガジン バックナンバー
伝わったのは話したうちの5割?処理速度とコミュニケーション
発達個性を伸ばす講師の水野です。
今回はシリーズにして処理速度についてご紹介しています。
★処理速度とは
「視覚から入った情報をインプットし、処理してからアウトプットするまでの早さ」
今回はコミュニケーションと処理速度について実際にあった話を踏まえてご紹介しますね。
僕自身、これまでにも処理速度がゆっくりな生徒と何人もかかわってきました。
その子たちは一見すると普通だし、率直に言って
「少し話すのがゆっくりな子」と言ってしまえばそうなんです。
ただ、ゆっくりであるのと同時に
「言葉がなかなか出てこない」
これも1つの特徴としてありました。
もしかしたら言語理解とかかわっているところもあるかもしれません。
処理速度がゆっくりな子は人から聞いた話を理解するまでに時間がかかります。
そのため通常の速度や量で会話していると、実はとらえてきれていない、ということがあるようです。
でも、コミュニケーションの場で何度も
「ごめん!もう1回言って」とは言えないですよね。
多分「うんうん・・・」
と言って話を合わせることが多くなるのではないでしょうか?
それに、話しているほうも「うん。」と言われれば分かってもらえたんだと思うでしょう。
でも実はあまり伝わっていなかった・・・ということも多いのです。
処理速度がゆっくりな子は本当に一見では分かりづらいのです。
だからこそ、早めに気づいて対応してあげたいですよね。