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処理速度がゆっくりな子〜国語編〜
こんにちは。発達個性を伸ばす専門講師の水野です。
今回は「処理速度」にテーマを絞ってコンテンツをお届けしています。
★処理速度とは
「視覚から入った情報をインプットし、処理してからアウトプットするまでの早さ」
さて、実際に学校の勉強ではどのようなつまづきが起こるのか、起こっているのかを見ていきたいと思います。
1.先生の言っていることをメモに残せない
基本的にはインプットしてからアウトプットするまでの速さがゆっくりなので、話している内容をその場で「メモを取りながら」というのは難しいかもしれません。
2.板書が追い付かない
視覚から入った情報をゆっくり処理するため、板書が追い付かなくなってしまうようです。
また、処理にかかる集中力も切れやすいことから書いては休んで、書いては休んでを他の人より多く繰り返すイメージですね。
3.読解しきれない
文章を読み終えるまでに時間がかかるかもしれません。
読んでいる最中に頭がぼんやりしてきてしまうこともあるようです。
4.計算練習が続くと計算ミスが繰り返される。
単純処理を継続することが難しいため、100問計算練習などは難しいかもしれません。
中には個人差があって、
・計算練習だったら続けられる
・ゆっくりだけど本を読むのは好き
という子もいます。
処理速度のゆっくりさに配慮してあげると、その子のやりたいことも伸ばせるのでなるべく早めに対処してあげたいですね。
では、処理速度がゆっくりだとコミュニケーションにはどのような難しさがあるのでしょうか?
それではまた明日!