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ADHDの子が算数で「よっしゃ!」とガッツポーズして楽しく授業を終えたのは○○のおかげ

こんにちは。発達個性育成講師の水野です。

先日ADHD傾向にある小6の男の子が算数で思わずよっしゃ!とガッツポーズして喜んでいました。

この子はそれまで「算数ができない」と悩んでいたのですが、その悩みはADHDの子によくある傾向が理由だったんですね。

・ADHDの子が算数でつまづく理由は何か
多動性がある子たちがつまづきやすい理由は計算ミスや、応用問題が苦手で対処できない、などの理由があります。
この子は多動傾向が高く、最後まで落ち着いて計算できないタイプの子でした。

・多動性があるがために起こる二次的なミス
ただ、この子はそのほかに別の課題を抱えていたのです。それは
「ノートをきれいに使えない」「文字をきれいに書けない」これが多分一番の根っこだったんですね。

多動傾向がある子たちはノートをきれいに使うのは二の次で、とにかく宿題を終わらせたい一心なので完成度とか正確さとかは後回しです。
ただ気持ちの焦りのような、どことなくフラストレーションが沸き起こる感覚というのは僕自身もそうだったので理解できます。

この子は僕との授業である程度ノートの使い方と、文字の書き方について練習を重ねてきたので
いよいよ

「文字をゆっくり丁寧に書き、1問ずつ確実にこなすこと」
「問題数は4問にするので、しっかり時間をかけて解くこと」

として実践してもらったところ

4問中3問正解できていました!

それまではどんなに頑張っても1問正解とかだったのですが、その子にとっては2問連続で正解できただけでもうれしかったようです。


・テキスト1冊で計算も解答も、は無理がある
テキスト一冊で計算も解答もおさめようとすると基本は無理があります。
特にADHDの子たちは大きく書いたりすることで先に進めることもあります。
だからあえて計算用のノートを用意したのです。

この計算用のノートが功を奏して
「自分にも計算できるんだ!」という自信がついたみたいですね。


計算用のノートはマス目つきがお勧めです。どうしても裏紙とかを使用したくなりますが、そこはぜひ1冊計算用のノートを用意してみてはいかがでしょうか?

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