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「今やっている塾が合わない気がする」転塾したほうがよいタイミングとは

こんにちは、発達育成講師の水野です。

ときどきうちにも転塾の相談があります。
「今の塾があっていない気がする」というところからスタートし、それぞれの塾の特徴や現在行われている
授業の詳細などをご相談いただきます。

そこで今回は転塾したほうがよいタイミングをまとめてみました。

①今の塾で実施されている内容で根拠があるかを確認する
最近は「発達障害あっても受け入れます」という塾も増えてきましたね。選択肢が増えたのでいいことなのではないかなあと思っています。
ただ、発達個性がある子を受け入れると掲げていてもその実際は
・学習難易度を下げる(学習学年を下げる)
・反復練習を繰り返す
・問題数を減らす

と、基本的なことを実施しているだけのところも中にはあるようです。
発達障害がある子の中には「いくら繰り返し実施しても身につかない子」もいます。同じく問題数を減らしても身につかない子もいるのです。
そのため「なぜ繰り返し学習や問題数を減らしているのか?」というところに根拠がない場合は転塾を検討してもよいかもしれません。

とはいえ講師にその知識が十分に身についていない場合もあります。教室にだれか1人でも根拠を説明できる人物がいると安心ですよね。
そのため根拠をもって今の指導スタイルを選んでいるかどうか、が1つの判断の基準になります。

また、根拠の基準といってもADHDだから・・・とか、ASDだから・・・という決めつけがあるのもあまりお勧めできません。
(これは僕がこだわっているからかもしれませんが)

その子を軸に指導がなされているかが大事ですよね。

②「学力が上がらないのは本人のやる気がないから」とばかりいわれる
勉強は確かに本人のやる気に左右されます。それは否定できません。ただ、「やる気が上がれば・・・」「やる気になるまでに時間がかかる」
という結論ばかりで前進する気配がなければ転塾を検討してもよいでしょう。
発達個性がある子の学力は上がりにくい傾向にあるのです。学力の向上が見られないのは本人のやる気ではなく、指導側の工夫が足りないか、現時点でできることを十分にやっているから、という可能性もあります。

かえって山のような宿題を課されてストレスになってしまうこともありますので、そうした場合は転塾を検討してもよいかもしれません。

③子どもや家庭を責められる
発達個性がある子は自分でも何ができないのか、苦手なのか分かっていません。それはそうですよね。私たち自身も自分の思考のクセがあるように
本人たちにも思考のクセがあります。そうしたクセによって勉強が苦手となっているケースがたくさんあるのに、やる気の問題や「家庭での支援が足りないからだ」といわれるのは窮屈になってしまい、結果学力が下がることもあります。

発達個性には根拠があり、その根拠をもとに指導ができるから学力が上がるのです。
一方的に子どもや家庭を責められるのは勉強ができない理由にはならないので、転塾を検討してもよいでしょう。


学力は確かに本人のやる気にも左右されます。まったくやる気がわかない中で通塾をして本人に意味が持てないなら、塾をやめるというのも1つかもしれません。

勉強が楽しい!と思って通塾してもらえたら一番ですので、その気持ちにこたえてくれる塾が良いですよね。
どうぞ転塾を検討するときの1つの参考にしてくださいね。

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