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自分でも気づかなかった!人に伝わらない話し方、言葉の選び方

こんにちは。発達個性育成講師の水野です。

同業の方とお話をしていて
「発達個性がある子を育てるにはそもそも指導方法とかマニュアルとか、そういうのが少ないよね。」

という話になり、「確かに!」と思いました。

いろんな書籍は紹介されていますし実際に本屋さんに行くと最近その割合も増えているんですよね。

でも実際に指導するとなると

☑どうしてもうまくいかない
☑いやこれはうちの子とは違う

みたいなことが多くて「通用しない」と考える人が多いようです。

ただその話の中であったのは「どのくらい言葉に気を使っているの?」という話題でしたので今日はそのことについて。

振り返ってみたときに、僕は言葉の選び方に人一倍注意を払ってきた(はず)んです。

それが時として通じないこともありましたが、今となってはいい思い出です苦笑

発達個性がある子の中でも自閉傾向にある子は

言葉をそのまま受け止める傾向にあります。だから、1つの言葉を間違えるとそのままインプットされてしまってあとからするどい
突っ込みを受けることもあるんです。

例えば
「じゃあこの問題をやってみてね」というと1問しかやらず
「じゃあこの(1)~(4)までやってみてね」という指示だときっちりやってくれたりします。

つまり何をしたらよいかをわかりやすくする、ということですね。
こうして伝え方1つでうまくいくこともたくさんありました。

それと同じく保護者の方とお話しするときにもなるべく障害名を使わないようにしていました。

だってドストレートに「発達障害ですね。」なんて言われたらショックじゃないですか?

僕も時として障害名を使うことはありますが、それでも保護者の方と話す際には
「ADHDだから・・・」とか「ASDだから・・・」とかいう話し方はしないようにしています。

それってもう

「その子は障害があります」っていう前提でお話することになってしまうんですよね。

で、ここまで話をして気づいたことがあります。

多分、ここに多くの人はつまづく理由があるんだなと。

僕はその子を出発点にして指導案とか方法を組み立てるけど、

なれない人は障害とか個性のパーソナリティを出発点に組み立てるからうまくいかないんだろうなと。

そしてその前提が異なると言葉選びも変わるんだろうなと。

今でもお子さんと話すときにも保護者の方と話すときにもその子はその子として伝わる話し方を心がけています。

「こうした言葉選びの技術がマニュアルになるといいんじゃない?」
なるほどなと思った場面でした。

それでは今日はこの辺で!

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