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地道なことをコツコツ・・・気づけば高い山も登っている
発達個性育成講師の水野です。
先日保護者の方にこのようなことをおっしゃっていただきました。
それは
「地道なことをやられてるんですね。」
誉め言葉と受け止めました。実際にお子さんの成長にも実感を持っていただいたようですし驚かれた様子でした。
でも、確かに地道ではあるのですがそれこそ小さな一歩を積み重ねた成長だと実感していただいたんですね。
僕は今でも小さな変化を見逃さないようにしています。
その変化はその時だけかもしれませんから、持続性も確認するようにしています。
そしてその小さな変化はなるべく言葉にして伝えるようにしています。その中には
「文字を安定した速さで書けるようになった」という変化もありますし、「持続的に考え続けられるようになったかもしれない」という変化もありまっ。
なぜこのようなことをしているのかというと
僕は一時期、是が非でも子供の長所を見つけてやる!と意気込んでいた時期があったんですね。そしてその長所は子ども自身にも納得できて自分の自信につながるものだとうれしいなと考えていました。
もちろん、でたらめではNGです。
だから勉強して子供の機能の発達に着目したり、認知の発達に着目することにしたのです。
するとどうなったでしょうか?
まず「できていること」がとても見つけやすくなりました。これは子どもにとっては褒められるポイントが増えるのでうれしいですよね。
そして反対に「何を伸ばすべきか」も見つけやすくなりました。
発達個性がある子の学習評価もどうしても点数評価になりがちです。
しかし、点数が取れないことの多い彼らにとって評価軸が点数だけだと自己肯定感や自己効力感は下がるばかり。
そこで新しい評価軸として機能評価と認知評価を用いて新しい評価軸で評価するようにしたのです。
これは子どもたちにとってはとてもよかったみたいですね。
考えることができた、とか集中できた、のほかに「試行錯誤できた」とか「比較することが楽しかった」というように言うことができるようになってきたのです。
結果、勉強が楽しくなってテストの成績が伸びた子もいます。
小さなこととは、見えないところに目を向けているということかもしれません。
見えないところを評価すると新しい個性の発見があるかもしれません。