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発達個性のある子の『考える力』を加速させるコミュニケーションの取り方

みなさんこんにちは。

発達個性育成講師の水野です。

お盆の時期はどのように過ごす予定ですか?
電車の広告を見ていたら帰省ラッシュで新幹線乗り場の人ごみの様子が映っていました。

少し懐かしい光景でした。

さて、今回は

発達個性のある子の『考える力』を加速させるコミュニケーションの取り方

という内容をご紹介したいと思います。
音声のほうが詳細に話しているので、よかったら「詳しく聞きたい!」と思ったらラジオも聞いてみてくださいね。

最近、「ちょっと待って自分でやってみるから!」と授業中に言われることが多いんです。

前までも確かにあったんですけどね。

でも最近は立て続けにいろんな生徒から言われるので「なんでだろう?」と振り返ってみました。

もしかしてこれからな?と思ったことが2つあるのでお話ししますね。

1つめが、普段の授業で今まで以上にコミュニケーションをとるようになったこと。
これは授業を進めるにあたってのコミュニケーションです。(もちろん挨拶などは大事)

これまでも自分たちで考える、ということを大切にしていたのですが、問いかけの幅を増やすようにしたんです。

「今この選択肢を選んだのはどうして?」
「この問題の中でヒントを選ぶとしたらどの言葉がヒントになる?」
「前の問題と比較してみて異なるところはどれ?」

などです。これは認知トレーニングにも役立っていて(というより認知トレーニングをもとに積極的に問いかけるようにしたので)、子供たち自身がどう考えたかを言語化しているんですね。

はじめのうちはなかなか言葉にしきれなかった子も、慣れてくるとどう考えたかを言葉にするようになりました。
もちろん「どのように考えたか」を言葉にするのは間違いを指摘するタイミングばかりではありません。
できた問題にも積極的に「なぜできたのか?」を言葉にしてもらっているので間違いのときにも言葉にしやすいのかな?と思います。

2つめが振り返りのときに「今日よかったところは?」

という振り返りを設けるようにしました。

これまでも振り返りをしてはいたのですが、より「よかったところ」「できたところ」に焦点をあてられるようにしました。

はじめのうちは「わかんない!」と言っていた子たちですが、徐々に

「今日は特徴を見つけることの大切さを学んだ」
「暗算がよくできるようになった」

のように言葉で表現するのが楽しくなってきているようです。

言葉で説明するのが苦手な子には語彙の選択肢を与えてもっと具体的に答えるように求める時もあります。

やっぱり自分の中に自信が持てる、チャレンジしてみようと思えることは大切ですよね。

コミュニケーションのほうは普段の勉強を教える中でも使えますのでぜひ実践してみてくださいね。

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