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なぜ、あの子はコミュニケーションが苦手なのか?9割の人が知らない本当の正体

自閉傾向にある子たちのコミュニケーションはしばしばコミュニケーションが独特と言われます。

そのコミュニケーションは

・突然話題が変わる
・関係ない話が延々と続く
・空気を読めない

と、比較的ネガティブなイメージをもたれるようです。

でも、実はこうしたコミュニケーションになるにはそれなりの理由があることをご存知ですか?

自閉傾向にある子たちにとって、またはワーキングメモリと呼ばれる「一時保存の力」が弱いと
1つの話題にとどまっておくことは苦手です。
そのため自分の思いついた話やとっさにひらめいた話が出てきてしまいます。

だから話題をキープできるように、「今、何について話をしているのか」を分かりやすいように提示しておいてあげるのが重要です。

「関係ない話が延々と続く」
その話題が盛り上がっているかどうかは相手の反応を確かめながら判断しますよね。
しかし相手の表情から特徴を見つけだすのが難しい子たちにとって、話題の最中に相手の反応をうかがうのは難しいことです。
ただ、反対に憶測してしまうことで自分の話をできなくなってしまうことも・・・・(ん~難しいですね・・・)

「空気を読めない」
基本的に会話を成立させるためには
➀共通の話題と保持
➁相手の置かれている立場への推測とタイミング
➂その話題全体をつつむ「なんとなく」のカテゴリの把握

などが必要です。
これを日々、コミュニケーションの中でやっているだなんてなかなか信じられないことですよね。

でも、コミュニケーションというのはこうした無意識のプロセスをひっくるめて

自然に行われているのであって、

この「誰もが当たり前のように獲得してきた力」

に発達個性を理解する秘密が隠されています。

コミュニケーションの選択肢を増やしてあげる理由は

こうした瞬間的に学ぶ力を補うためなのです。

ちなみに、言葉で言い負かすようなコミュニケーションをとる子は

僕からおしかりを受けます(笑)

なぜならそのコミュニケーションも決して正しくないからです。
(本人が正しい主張をしていることはありますよ!!!)

この点についてもあらためてご紹介しますね。

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