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アサガオをつぶす母

以前に書いたものですが、子どもを指導していると「あー、この子の才能をつぶしてしまう」という場面に出くわします。その話です。 ■アサガオに必要なものは? こんばんは。 学習ジム・コーチの堀です。 今日は朝からずっと指導→面談→指導とようやく先ほど終わりました。 「あー疲れた」 ということで今日は疲れたので軽めの話を。朝のスカイプ指導をしていていつもの 「論理エンジン」 をやっていました。演習問題の中にこんな文章がありました。 ============================== アサガオの研究家のこんな話を読みました。アサガオは夜明けに咲きます。私たちは、アサガオは朝の光を受けて咲くのだと考えています。 しかし、事実はそうではありません。アサガオのつぼみに二十四時間、光を当てておきます。 そうして朝の光に当てる。しかし咲かなかった。では、どうしてアサガオは朝咲くのでしょうか。 アサガオには朝の光に当たる前、夜の冷気と闇にさらされている時間があります。これが不可欠なのだそうです。 この話は実に感動的で、示唆に富んでいます。私たちは、朝の光と温度が必要なのだと考えてしまいます。 アサガオが、夜の冷たさと深い暗闇に包まれる時間があって、はじめて咲くことができるのだ、ということに気づかないし忘れてしまいます。 (五木寛之・福永光司「混沌からの出発」より) ============================== ■子育ても同じ 私も子育てをしていると 「子どもに苦労をかけさせたくない」 と思って子どもにいろいろ干渉したりします。特に 「辛いこと、悲しいこと」 を親として避けてあげるようにしてしまいがちです。受験でも「苦労させたくない」と思うのもそうかも知れません。 一方、他のお子さんを見ていると 「すごく大人になって」 「すごく成長した姿」 を見て、 「自分の子どもよりすごく自立しているなぁ」 と感じたりします。実はこれは 「アサガオの育て方」 と同じ。アサガオのためと思って、 「夜の冷たさ」「夜の深い闇」 を避けてあげようします。そうすると 「アサガオは咲かない」 子育ても同じ。子どものためと思って親が 「失敗」 「大変なこと」 を最初から除いたり、避けるようにしたりしています。そして、余計なことで手をかけてたりします。そうするとどうなるのか? 「子どもはいつまで経っても親の手から離れない」 「子どもが一人で決められない・自立できない」 ようになります。 ■10年の暗闇の中で 私も18歳で親元を離れて、29年間親元を離れて暮らしてきました。 サラリーマンのときにはストレスから「円形脱毛症」になったり、「自律神経失調症」になったりしました。 また、独立したからも、塾がつぶれかけたり、生徒が一度に減ったりもしました。 ですが、その度に「なにくそ」と思って飛躍しました。インターネットの塾をスタートさせたときは、 「塾の生徒がたった3人になったとき」 今のように安定して生徒が入ってくるようになっているのは 「リーマンショックで一度に生徒が減った後」 の話です。「辛いこと」「厳しいこと」は決して子どものためのマイナスではありません。 「きれいなアサガオを咲かせるため」 に「夜の冷たさ」「夜の深い闇」が必要なように「子どもが自立していく」ためには「辛いこと」「厳しいこと」は必要不可欠なことだと思います。 今日はそんなことを1日考えながら過ごしました。 追伸 スポ―ミネラルただでもらえます。無添加でスポーツ選手も愛用。お子さんの健康のためにどうぞ。8月20日までです。 https://seiseki110.net/t/tsuku220220819 .

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