春・いやさか   スピリチュアルライフコーチ 平野道代 

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男の子が道で母親から大声で何やら言われていました。

人生を軽やかに生きたい人を応援する
スピリチュアルライフコーチの平野道代です。

昨日、朝、会社に向かう途中の交差点で表題の親子に出会いました。

男の子は小学3年生くらい。ランドセルをしょって、何やら説明しようとしていました。
それをお母さんが
「言い訳は辞めなさい!!」と大声で男の子の話を制御。

男の子は黙ってうつむき、母親はその男の子のうつむいた後ろ頭に向かって
「いつもそうやって言い訳をする!」
「だからダメなのよ!」等々
次から次に否定的な言葉のシャワーを男の子の後ろ頭に浴びせていました。

おそらく、この男の子は、今日だけじゃなくて、
毎日、毎回、何か不手際(母親にとっての)が生じると
母親から否定的な言葉のシャワーを浴びているんだなと。

男の子はきっと、
何故そうしたのか、
何故こんなことになったのか 説明したいだけなのになあ。
そして、説明したら理解してもらえると期待をしていただけなのに。

自分の母親に対して。

ところが、母親からは「説明」は「言い訳」だと解釈されてしまった。

母親は結果に対して言い訳などしない
立派な他者から信頼され尊敬される息子になってほしいと思っている
それで、何度も「言い訳の芽」を息子に見つけると
しっかりと摘む。
息子が大きくなったら感謝されるだろうと思っているんだろうなと。

ところが、どっこい そうは解釈されない

男の子は何かを説明しようとすると躊躇するようになる
説明を言い訳と解釈されるのではないかと怖くなる
説明をして、相手を母親の様に怒らせ、期待を裏切ることになるなら
「言わない」方がいい と。

「言わない」を選択すると
相手は妄想し、益々間違った解釈を始める。
本当の事が解らないのでアレコレ考え解釈し始める

「説明できないという事は、
何か都合の悪いことを隠しているか、やはり図星なのだろう。
そういえば、前にも同じようなことがあった」
と、どんどん妄想が膨らみ決め付けが大きく強くなっていく。

人生の始まりに出会う人はとても重要です。
そういう意味で、両親はあなたにとって最重要人物なのです。
大きく影響を受け、そのやり取りから自分なりに学び、
それに沿って出来上がった価値観が自分自身を創り上げていく。

この男の子がこの学びを消極的に解釈したら
何かを言ったら攻撃されてしまう。
目立たないようにと存在を消すような行動を選択するようになる
責任を伴う役目は断るようにしよう と。

反対に、積極的に解釈をしたら、
言い訳を一切せず結果責任をとれる奴!と言われ、好感を持たれるようになる。
そして、言い訳をする人を見ると教えたくなる
「ダメだよ。言い訳をすると人から尊敬も信頼もされないよ」と

どちらもOK

NGなのは心のどこかで、そう考え行動する自分にOKが出せず
何か心に引っかかっていたり、もやもやしたり、
「どうせ私は独りぼっち」
「どうせ私は人から嫌われる人間だ」
「誰からも大切に思われない」等々
人との関係の中で生きにくさを感じていたり
自分ではどうしようもない!!と感じている状態。

それは間違った解釈・選択から生じているのです。

スピリチュアルライフコーチの仕事は
この間違った解釈を自分本来の青写真に照らし、解釈し直すこと
そして、本来の道に戻るお手伝いをすることなのです。

この親子の会話を聴いていて
もし、この男の子がこの先、この事で生きにくさを感じたら
その時は
私を見つけて欲しいと心から思いました。

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