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言葉と息

ナマステ!

タブラのことならおまかせ HEAT bEAT MUSIC (ヒートビートミュージック)の指原一登です。


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日本の楽器は、遡っていけばほとんどインドに辿り着くことが出来ます。

弁財天が抱えた琵琶 (Biwa) も、サラスヴァティーという音楽・芸術と学問の女神の持つビーナ (Bina)という楽器が起源です。

ところで、みなさまは「お能」というと、どういうイメージがありますか?

なんだか近寄り難いイメージもあるかもしれませんね。

私も以前はそうでしたが、インドの伝統音楽とタブラに魅せられたお陰で、それを通して日本の伝統ってなんだろうと、興味が繋がってきた経緯があります。

そして理屈では良くわからないのですが、「お能」がインド音楽と一番繋がっているような氣がしていて、ワークショップや体験会などを見つけては参加したりしていました。


お能ってなに?拍子はどうなっているの?
もっと知りたいな。
でもちょっと敷居が高い感じだよな。。
上流階級って雰囲気あるしな。。
お金かかりどれくらいかかるのかな。。
でもやってはみたいな。。
やっぱりやらなきゃわからないしな。。

タブラ=打楽器=リズム=鼓・太鼓?
タブラと鼓は通じている?
拍も取れないけど音楽はどうなってるのかな?
何か通じるものはあるのかな・・?
どうやったら本質的に理解できるかな・・???

そんな風に悶々とながら、調べたりしても結局は知識だけではわからない、それは分かりつつも、なかなかもう一歩踏み込めずにいました。


そんなある日、お謡とお仕舞の体験講座に思い切って参加したのがご縁で、本格的にお稽古を始めるきっかけをいただきました。

やっぱり音楽的には謡(歌)が基本だよな。とにかくやってみよう!と。

期待でドキドキの反面、とんでもない沼にハマってしまったのではないかと少しビクビクしながらも。。笑 

それが3年前でした。


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さて、はじめてみたはいいものの、言葉も昔の日本語ですし、覚えられないやらわからないやら、タブラ言葉より全然むずかしい!!!笑

もちろん伝統の世界ですから、何年も何十年もやってやっと少し分かってくる、そういうものだと自分に言い聞かせて、気長に続けて行こうとは思っています。

とはいっても、来週には能楽堂での半年に一度の発表会が控えているのです。

昨年はコロナで一年間お預けとなっていたので、一年半ぶりです。

ということで結構緊張しています。。笑

でも能楽堂の能舞台は、電気のない時代の音響設備ですから、舞台上での声の響きは本当に氣持ちがいいです。


今回の発表会に向けてのお稽古で先生に言われているのは、

・大和言葉に慣れる
・大和言葉の息の使い方を覚える

ということです。


で、この言葉と息の使い方が日本のリズムだということを、インドのリズムと対比しながら見ていくととても面白いな!ということが最近わかってきました。

ということで、そんな話も交えながらのワークショップイベントをご案内させていただきます。


☆☆☆

◆ インド音楽が100倍面白くなる!ワークショップ 〜声楽・ボーカル編〜 ◆


「声楽・ボーカル音楽」の演目を取り上げて、インド音楽の「リズムサイクル」を体感していきます。

インド音楽のリズムサイクルを「ターラ」と言いますが、特別むずかしいことではありません。
私たちの生活や自然現象には、すべてリズムサイクルがあることを知れば、なるほどと思うはずです。

ここに呼吸と息が乗り、更に即興が乗るから音楽が豊かでエキサイティングになっていくわけですが、、
このリズムサイクルを、楽譜的に理解しようとすると途端にむずかしくなってしまいます。

西洋音楽とは違った音楽の理解(概念)がある、この一点を知るだけで、豊かなインド音楽世界の扉がぐわぁ〜と開いてきます。

映像とちょっとした仕掛けを使って、「リズムサイクル」を体で感じていきます。


2021年7月10日(土)14:00〜16:30
江戸川印度文化センター
東京都江戸川区東葛西6−23−11–2F

詳細・お申し込みはこちら↓
https://ticket.tsuku2.jp/eventsDetail.php?ecd=78012012530262

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このワークショップシリーズは、定期的に開催して行く予定でいます。


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最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは今日も元氣に参りましょう!

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