amiさんちの手しごとアトリエ

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『からすみ』を初めて作ってみました。。これも“手しごと”のひとつです。

 昨年末、明太子の「ふくや」が運営する福岡市の食の台所「百旬館」の鮮魚コーナーで、トロ箱に乗って販売されている“ボラの真子(卵)”を発見! 
これって、もしかして『からすみ』の原料?・・・
さっそく試しに二はら買い求め、『からすみ』作りにチャレンジ。
おおよその作り方は知人より教わっていたけれど、ネット情報でその流れなどの詳細を確認しながら作成に取りかかりました。これも昨年会社勤めを退き、天日干しにも付き合える時間ができたからのこそ。

 作り方をおおまかに言えば、真子(卵)を塩漬けして冷蔵庫保存で1週間、その後日本酒で漬けなおして冷蔵庫保存でさらに1週間、そして天日干し3週間かな・・・。
冷蔵庫保存はただ見守るだけで特段やることもないのですが、天日干しについては、日中は風通しの良いところで干し、夜はまた冷蔵庫で寝かせる・・・できれば日中は2時間おきくらいに裏返す・・また、真子(卵)の付け根部分が乾きにくいのでそこのカビ予防と、皮を柔らかく仕上げる(?)ために何度か筆で真子の表面に焼酎を塗る(?)・・・などの作業が発生します。その効用はいまひとつはっきりしませんが、まぁ、特に食の仕込みについてはそういったひと手間が良い結果につながるという事でしょうか・・・。
そういえば、陶芸の世界でも、形成の際のちょっとしたひと手間が作品をより趣深いものにしてくれることが多いようです。

 このようにして作成した初チャレンジの自作『からすみ』は、12月中旬の仕込みから、
約5週間後にできあがりました。去る1月18日、完成を祝って、お気に入りの福岡県糸島市の「白糸酒造」の銘酒【田中六五】といただきました。
まさに「旨い酒と旨い肴を自作の器で楽しむ」という至福の時間です。
私的には十分満足できる仕上がりでした。
 ネット情報では、もしも干し上がり加減が少し緩め(芯が柔らかい)だったら、軽く炙ってあげると良いそうです。

 初チャレンジながらかなり良い出来栄えでしたので、今年の年末にはもっと量を増やして再チャレンジしようと思っています。皆さまも、3週間の天日干しに付き合えるようでしたら、是非『からすみ』作りにチャレンジしてみて下さい。楽しいですよ! 旨いですよ!

 こうして出来上がった自作『からすみ』の写真は、HPのギャラリーにてご覧いただけますので是非ご確認ください。

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