mail magazine backnumber
メールマガジン バックナンバー
『成幸の法則2022』10.7
私たちは単純に、物事は「こうだ」、あるいは「こうあるべきだ」と思い込んでいるだけである。
そして、私たちの行動や態度、考え方そのものも、こうした思い込み=パラダイム(考え方、見方)から生じている。
<スティーブン・R・コヴィー>
成幸の大敵のひとつに「スキーマ(思い込み)」があります。
私たちは、見たいように見て、聞きたいように聞いて、感じたいように感じています。
そして、過去の体験から自分の「スキーマ」が出来上がります。
その「スキーマ」は思いのほか頑固で、融通が利きません。
成幸のためには、その「スキーマ」をゆるめる必要があるのです。
先日も書きましたが、同じ出来事に遭遇しても、そのとき湧いてくる感情は人それぞれ違います。
それはなぜかというと、頭の中で考えること(=思考)が人それぞれ違うからです。
例えば、
「ゴミ出しのときに、近所の人に挨拶をしたが、その人は挨拶に応えず、無言で立ち去ってしまった。」
といった出来事に遭遇したときに、
「私は嫌われているんじゃないだろうか?嫌われてやっていけるのだろうか?」と考えて不安になる人もいれば、「こっちから挨拶しているのに、
挨拶を返してこないなんて、失礼じゃないか」と考えて怒る人もいます。
「どうせ私は疎まれているのだ」
と考えて憂うつになる人もいます。
このように、考え(思考)が感情を生み出すのです。
そして、その考え(思考)は、「スキーマ(思い込み)」から生まれるのです。
「スキーマ」とは、「心の底で信じ込んでいること」なのです。
そしてその「スキーマ」が、一人一人の生き方を規定する根本に君臨してしまうのです。
例えば、
上記のゴミ出しの例ような出来事に遭遇したとき、
「私は嫌われているんじゃないだろうか?嫌われてやっていけるのだろうか?」と考える人は、心の底で、
「人に嫌われるべきではない」 とか
「みんなとうまくやらねばならい」 と信じ込んでいる可能性があるということです。
この信じ込み、思い込みが「スキーマ」なのです。
マイナスの感情が生まれた時に、この「スキーマ」を意識してください。
そして、自分の思考のクセと向き愛い、「スキーマ」をゆるめるアプローチをしてみるのです。
ーーーーーーーーー
※シェア元は私のメンター
成幸コンシェルジュ
”見る人を幸せにする” 人見幸男先生です
ーーーーーー