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『成幸の法則2022』8.31
水清ければ魚なし、人智明なれば友なし。朋友を容るるの度量は広くして聊か漠然たるを要す。
<福沢諭吉>
「包容力」のある人という表現があります。
「包む」という言葉、「容(い)れる」という言葉、それぞれからイメージできる力を想像すれば、「包容力」の持つ意味を掴むことが出来るでしょう。
器の大きさ、寛大さ、おおらかさ、こんなイメージが広がります。
包容力とはつまり「心の広さ」に他なりません。
船井幸雄氏は、「包み込みの発想」が大切と唱えていました。
ここで言う「包み込みの発想」とは、清濁併せ呑む水の如く、善悪をひっくるめてすべてを受け入れてしまおうという考え方です。
細かい事を氣にしすぎたり、些細なことに拘りすぎで意固地になったりすれば、人は小物(こもの)で終わってしまうということ。
「なるほど、そういう意見もあるのか」と、それを肯定し、しっかりその人の伝えんとすることを感じ取る時間を割くこと。
それを「素直」といいます。
見もせず、感じようともせず、決めつけているうちは、「包み込みの発想」の欠如ということです。
誰かが何か情報を持ってきた時も、それを否定したり、拒否したりしないこと。
否定する人には、情報は集まってきません。
まずはニコニコと、情報を持ってきてくれたことに感謝をする。
そんな人に、情報は集まってきます。
それが、包み込むことができる人です。
「包み込みの発想」を身につけることは、成幸の条件のひとつです。
世の中はどんどん変化しています。
変化に応じて、新しい方向に進むことは、新しい時代の成幸に欠かせません。
そのときに、過去に身につけた力を否定することなく、残しておきながら、新しいものを付加する素直さが「包みこみ」の発想です。
新しいものはなかなか受け容れられないものですが、受け入れる度量が、器の大きさです。
そのうちに不要な部分は、自然に淘汰され欠落していきます。
柔軟にそして素直に「今」と向き愛い、豊かな「成幸未来」を創造しましょう。
今月もありがとうございました。
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※シェア元は私のメンター
成幸コンシェルジュ
”見る人を幸せにする” 人見幸男先生です
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