日日是好日
<禅僧 雲門文偃>

禅の言葉に、「日日是好日」というものがあります。

読み方は、「にちにちこれこうにち」
若しくは、「にちにちこれこうじつ」
です。

この言葉は、「毎日、あるがままを
良しとし、全てを受け入れて生きる」と、その覚悟を表す言葉です。

人生に起きてくる様々な出来事を、「自分の都合」というモノサシで判断するのではなく、あるがままに受け入れて、「今この瞬間」を精一杯生きる覚悟、それを「日日是好日」と言うのです。

雨の日は雨を楽しむ。

風の日は風を味わう。

晴れの日は晴れを喜ぶ。

一汁三菜を有難く頂く。

例え、どんなにつらい日でも、悲しい日でも、その日その日を全力で悔いなく生きていくことが本当にできたとしたら...

そうすれば、毎日が私たちにとって、必ずや好日になるのです。

人生はいつの間にか、100年と言われる時代になりました。

長いようであっという間のこの人生は、まさに一日一日の積み重ねです。

自分のいる場所、環境に逆らわずに、その中で、出来ることを、考えられることを、まっすぐに見ることが出来れば、どんなに生きてることが楽しいことでしょう。

これからもずっと、そう思って歳を重ねていきたいものです。

私たちをとりまく、家族の為に、知人の為に、何よりも私たち自身のために。

病気になってからでは遅いのですが、「わかっちゃいるけどやめられない」のが私たち人間の愚かさです。

ならば、病氣の時は病氣を、いのちいっぱいに生きることです。

病氣の時を、健康の時と比べてしまえば、それは良くない日になります。

病氣の時は、病氣と一緒に精一杯生きること。

しっかり目の前の現実と向き愛うこと。

それが病氣という災難から解放される妙法だという訳です。

そして、おかしい時には腹の底から笑い、泣きたい時には手放しで泣く。

それこそが「日日是好日」の生き方だと思います。

また、お愛いできる日を楽しみにしております。お元氣で。

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※シェア元は私のメンター
成幸コンシェルジュ
　”見る人を幸せにする” 人見幸男先生です　

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