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『成幸の法則2022』7.20
百の頂に百の喜びあり。
<深田久弥>
東京の高尾山は登ったことはありますか?
標高599mのハイキングには手頃な、人氣のある山です。
ある時山頂でこんな会話が耳に届きました。
「ケーブルカーがあるのに、歩いて登るなんて信じられない」と。
人は何と自己中心的なんだと、思ったものです。
歩いてゆったりと自然を愛でながら山頂を目指す人が、あたかも「悪」の如く表現する横暴さ。
山の山頂を目指す。
それは、何のためか。
足の自由がいまいち効かないけど、山頂からの富士の絶景をひと目見たい人は、ケーブルカーがありがたいことでしょう。
その時の私は先程も書きましたが、紅葉シーズンの只中、ゆったりと自然を愛でながら山頂を目ざしていました。
ですから、山頂に立つ喜びは、ケーブルカーを使って登ることの比ではありません。
人生もまま同じようなことがあります。
そこに、辿り着くまでの苦労の量に、
比例して,喜びが大きいという体験です。
人生を登山になぞらえるなら、自分の決めた目標(山頂)に足を進めるだけ。
それを、苦しいですとか、辛いなどと言う登山家はいません。
自分で決めて進んでいるからです。
そして、必ず、そこ(山頂)に辿り着いて大きな喜びを味わうのです。
一度でも本氣で目標に臨めば、目標(山頂)への道が厳しいほど、喜びも大きいことを体験済み。
ですから、その悦びが励みになって、1歩1歩を踏みしめながら歩み続けることが出来るのです。
自分は、目指す山頂へ必ず行き着くと、自分を信じていることが、前に進む原動力です。
楽しいチャレンジです。
自分が選んだことですから。
もし、上手くいかないのなら、選んだルートの問題か、装備の問題か。
そんなことまで楽しめる人生は、「目標」と言う山頂までのチャレンジがあればこそです。
高尾山が余裕で登れるようになったら、一回り大きな山の頂を目指してみるといいでしょう。
一段と大きなご褒美が待っていますから。
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※シェア元は私のメンター
成幸コンシェルジュ
”見る人を幸せにする” 人見幸男先生です
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