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【江戸の誘惑】「吉原の一日」再再演

【江戸の誘惑】第一三八号 2021.09.28
辛丑 八月二十二日 宵月

秋分(しゅうぶん)

次候:蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)
春から夏にかけて活発だった虫が冬に向けて準備を始める時期です。

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【手練手管】てれん てくだ

思うままに人を操り騙す方法や技術、及び、あの手この手で巧みに人をだます手段や方法。

「手練」は「てだれ」とも読み、腕前の優れた事ですね。

「手練」は巧みな技、「手管」は人を自由に操る手段。
ともに人を操る手段や技術のことを指す同義語であり、これを重ねて強調した言葉。
総じて人を巧みな技で思いのままに操ることを意味する。


この手練手管がもともとは、吉原の遊女の客を惹きつける手法のことを指していたことをご存知ですか?

「卵の四角と女郎の誠 あれば三十日(みそか)に月が出る」と言われた遊女たち。
彼女たちはお金を落としてくれる男性を通わせるのが仕事でしたから、あの手この手を尽くします。
それが手練手管。

今では辞書にも載っている「手練手管」ですが、もとは吉原の廓言葉(さとことば)。
吉原の中でだけ通じた言葉ですね。

手練手管もたくさんの種類があります。
なーんだ、そんなこと。という今では一般的なことから、
うわー、そこまでやる? といったものまで。

例えば「口説(くぜつ)」。
痴話喧嘩をふっかけることですね。
やっと顔を見せた暫くぶりの客に
「私のことなんて忘れちゃってたんでしょ」
「どこかにいい女(ひと)でもできたのじゃない?」
「顔も見せない男なんて嫌いよ」
などとちょっと拗ねてみたり、冷たくしてみたり。
ヤキモチやかれて男は面倒だと思いながらも嬉しいもの。
ほんとに喧嘩にはならないような加減を見極めるのがテクニックでしょう。

例えば「手紙」。
そう手紙も手練手管のひとつです。
当時の連絡手段といえば文(手紙)です。
「会えなくて寂しいわ」
「会いに行きたくたってこちらは籠の鳥。会いに来てくれなきゃ」
「あなたのことを思って食事も喉を通りません」
切々と訴えるラブレターですね。

これみて、男は絆されちゃうんでしょうね。
遊女は美しい手跡で手紙を書くことも教養のひとつでした。
でも、まあ、そんな遊女ばかりではないので「文売り」という商売もありまして、手紙を書くのが苦手な遊女の代わりに恋文を書いてくれたようです。

そんなこととは知らず、ウキウキと吉原に向かう男たち。
いや、もしかしたらそんなのは嘘だということは重々承知で。
現実にはない恋愛模様を楽しんだのかもしれません。

騙したふりをし、騙されたふりをし。
惚れたふりをし、絆されたふりをし。

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さて、そんな吉原を語る。
穏の座サロンコンサートvol.16「吉原の一日」

ご要望にお応えして再再演です。

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塩見文枝のオフィシャルページ
(イベントのご案内はこちらが一番早くて網羅しています)
https://shiomi-fumie.com/official

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■穏の座サロンコンサートvol.16「吉原の一日」

今回は三味線と唄で綴る「青楼十二時」。
歌麿の描く「青楼十二時」は吉原の遊女の一日を描いた12枚続きの浮世絵です。

江戸の遊郭。不夜城。悪所。いろざと。
3,000人の遊女を抱えた新吉原遊廓。
悪所といえども憧れの場所であり、もっとも芝居の舞台として取り上げられた場所。
語りと三味線でその雰囲気を味わっていただければと思います。

演奏は伊吹清寿。語りと案内人は芸者ふみ香が務めます。
サロンコンサートですから、お飲み物を召し上がりながらゆったりとお楽しみください。
演奏の後は出演者を囲んで懇親会を。

2021年10月2日(土)17:00開演
(15分前開場、終演予定18:30)
料金:7,700円(税込)
定員:20名
会場:穏の座(東京都新宿区荒木町3番地フォレストビル2階)
   yoyaku@onnoza.com
   080-7884-2597
※懇親会もございます(定員12名)。
 別途懇親会チケットをお求めください。

チケットはこちらから。
https://ticket.tsuku2.jp/eventsDetail.php?ecd=49009004120202

懇親会のチケットはこちら。
https://ticket.tsuku2.jp/eventsDetail.php?ecd=21912301090102

=== 穏の座サロンコンサート ===

江戸時代、大名や裕福な商家が演奏家を自宅に呼んで、座敷で演奏を聴くのが贅沢のひとつでした。
この座敷で演奏するために作られた演目もたくさんあります。
それを再現する贅沢なお座敷演奏会です。

イメージは商家の奥座敷。
招待された人のためだけに演奏される特別な時間と空間。

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塩見文枝が実践している仕事関連のヒントを
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メルマガの話の種はいろいろなところから。

芸者「ふみ香」として所属している花柳界のこと。
「薛風」という名前を頂戴している煎茶道のこと。
ひいては文人趣味の世界のこと。
私のお店「穏の座」のこと。
毎日着ている着物のこと。
伝統工芸品。伝統芸能。お稽古ごとの話題。
穏の座サロンコンサートや江戸を楽しむイベントのご案内。
美術館、博物館、ギャラリーなどの催しのご案内。
そして、季節を感じる江戸の歳時記。

「日本を知る、江戸に遊ぶ」をテーマにつらつらとお話ししたいと思っております。

そうそう、以前書いていたブログ「美しく年齢を重ねるための習慣」も
たいして書いてはいないのですが今だに読んでくださっている方がいらっしゃるので、
ここに書いていたようなことも話題にしてみようと思っています。
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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
多くの方に支えられて過ごす、この一日に感謝して本日の「江戸の誘惑」をお届けします。

塩見文枝
一春本ふみ香
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【穏の座】
〒160-0007 東京都新宿区荒木町3番地 フォレストビル2階
電話 080-7884-2597
onnnoza.com
https://tsuku2.jp/onnoza
edo-yuwaku@shiomi.info

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