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メールマガジン バックナンバー
【クラフトルームHAKATA】メールマガジン No.10 ジュエリーのお手入れ
ジュエリーの、ご家庭でできるお手入れをご紹介します。
皆さんが身につけている貴金属は、プラチナ、ゴールド、シルバーです。
それ以外は貴金属ではありません。
貴金属に属さない金属は「卑金属」と呼びます。これらは、空気中で酸化しやすい金属です。
酸化するということは、錆びを生じます。
ジュエリーボックスの中でしばらく身に着けなかったジュエリーとアクセサリーがあるとします。
貴金属のジュエリーは、たとえくすんでしまっていても、磨き直したり洗浄すると、金属はきれいに蘇ります。
汚れてくすんだりといった表面的な変化はありますが、本質的な素材に変化がないからです。
アクセサリーは、表面を拭いて汚れを落とすことはできますが、素材の変化が進んでいた場合は元には戻りません。錆びてしまったり、メッキが剥がれてしまったり、部品がもろくなってしまうことがあります。
ここが貴金属と卑金属の大きな違いです。
貴金属のお手入れ方法は、洗浄する、拭き取る、磨く。
この3つが基本です。
女性は化粧をしますが、かならず洗顔し、基礎化粧品で肌を整えてからメイクをします。
メイクは油性なので、必ず洗顔して油分を落としますよね。
そうしないと、肌にくすみを生じたり、汚れが毛穴に残ってトラブルを起こしたりします。
ジュエリーも、同じ扱いであってほしいと思います。
いつも綺麗に。難しければ、たまに洗浄してあげるだけでも、輝きを保てます。
【洗浄方法】
①ご家庭で洗浄する場合、器に指で触れるくらいの温度のお湯を入れ、食器用などの中性洗剤を
少し溶かします。
②ジュエリーを浸して汚れを浮かせます。頑固な汚れは、やわかい歯ブラシを使って落とします。
③汚れを落としたあとは、洗剤成分をすすぎます。
④水分を優しく拭き取り、乾燥させます。
【洗浄以外のお手入れ】
専用の研磨布で磨く、鹿革で拭く。
※ショップページで販売しています。
https://tsuku2.jp/ec/viewCatalogStore.php?scd=0000072625
【シルバーの変色を除去するには】
シルバーは放置しておくと硫化して変色を起こしますので、研磨布で磨いたり、除去液に浸すと硫化膜が除去できます。
薬品に浸けた後は必ずすすぎましょう。
宝石が付いているジュエリーは、石によって洗浄に弱いものがあります。
宝石は、それぞれにウィークポイントがありますので、注意が必要です。
特に気を付けたいのは有機質の宝石です。
オパール、真珠、サンゴ、象牙、べっこう。これらは生物起源の宝石なので、お取り扱いに注意が必要です。優しく鹿革で拭き取る程度にとどめましょう。
真珠は専用の布を使うと長くテリを保てます。
また、内包物の多いエメラルドなどの宝石には、オイル充填処理などの処理が施されていますので、洗浄は避けます。
宝石に亀裂(クラック)がある物も、多孔質の宝石(トルコ石など)も水分が浸みこみますので、後日の変質を避けるためにも洗浄は行いません。
染色処理の石や、正体がわからない石もご注意ください。
ちなみに、卑金属で作られたアクセサリーのお手入れの基本は、使ったら拭く。です。
洗浄して接着が取れてしまったり、パーツや素材の色が変わったり。水洗いは金具の錆びの原因になりますので出来るだけ避けます。
肌に直接身につける場合、汗で電解されメッキのものも溶けだして薄くなってしまいますので使ったら拭いてから保管します。
特に、お気に入りのものは長く使いたいですよね。
次回からしばらくは、宝石別のお手入れ方法をお知らせします。
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【検定開催のお知らせ】
主催:一般社団法人リ・ジュエリー協議会
会場:クラフトルームHAKATA
日時:11月28日木曜日 13:30~受付 14:00より
受験〆切 2019年11月15日(金曜日、当日消印有効)です。
詳細は、協会HPをご覧ください。 https://www.re-jewelry.net/
ジュエリー・リモデルでは、接客、材料の調達、デザイン、加工の受発注と、ジュエリーに関するあらゆる分野の知識・経験が必要になります。ジュエリーに関する総合的な力が問われ、プロフェッショナルとしての力量が要求されるのです。
リモデル受注経験のない方は受験することができませんのでご注意ください。
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ジュエリーCAD講座 受講生募集スタートしました。
クラフトルームHAKATAは、日本ジュエリーアカデミー「ジュエリーCAD講座」提携校です。
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発行:クラフトルームHAKATA 井手千亜紀