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チョークの色

【色のお話】チョークの色

カラーMステーション
カラーコンサルタント
満月まい(みつづきまい)です

今日は『チョークでお絵かき』のイベントに顔出してきました
子供だけと思ったら大人も参加できて楽しかったです

チョークと言えば
学校時代の黒板を思い出します

現在のチョークは
主成分となる原料が2種類存在します
「炭酸カルシウム製」
「石膏(せっこう)カルシウム製」

どちらも製造方法は同じで、原料を粉砕する、焼く、水で練る、混ぜて成型する、充分に乾燥する、といった工程を経て生産されます

製造の歴史は石膏カルシウム製チョークのほうが昔から製造されており、一昔前の学校のチョークといえばこのタイプがほとんどのようです



最近は炭酸カルシウム製チョークが環境への影響や使い勝手など様々な面において優れている部分が多く需要供給ともにこちらが増えています

今回のイベントでは『ダストレスチョーク』を使っていました
消したときに粉が飛び散りにくいチョーク です

チョークには白、赤、青、黄、緑、紫、茶、橙、蛍光チョーク(各色)が販売されています。

色覚にハンディキャップがある方への対応として
日本人の場合は
男性で20人に1人
女性で500人に1人
色覚異常が発生するといわれています
ほとんどの方が先天的なもので、その大部分が「先天赤緑色覚異常」であるとされています

黒板にチョークで文字を書く際に
白や黄色は明度が高いのでほとんど問題になりません

明度の低い「赤・青・緑色」などはハンディのある方には見にくいのです

特に赤色のチョークは黒板と明度が近くほとんど認識出来ない事があります

暗い部屋の場合はより顕著に見にくくなるようです

赤色といってもピンク系・朱色系の認識しやすいチョークもあります

蛍光のチョークは比較的明度が高くハンディのある方には多少優しいのかもしれませんね
ユニバーサルカラーの観点からもチョークの色は背景との明度差が関係します

学校の授業
不特定多数の方を対象に板書きする場合

気を付けるようにしましょう

強調したい部分をつい赤で下記がちですが見えにくいのです
アンダーラインを引いたり囲ったりするという優しさが必要です

そのためにちょっと色のことを多くの方に知って頂けたらと思っています

今日はチョークアートを見てきましたが
子供たちが床に書くチョークは水で流して消せるタイプです
実際にメニューボードや看板、路上のパフォーマンス、絵画としてなど、チョークを使ったカラフルなチョークアートの場合は
チョーク(スクールチョーク)ではカラーバリエーションが少なく耐久性が低い事ので『オイルパステル』という画材を利用します

ボードも専用の塗料を塗った物を利用し、完成後はスプレーでコーティングをします

今日はちょっと学校の黒板にいたずら書きをしている気分で楽しかったです
今日はチョークの色についてのお話でした

色のLINE公式始めました
https://lin.ee/nDZaBMA

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