mail magazine backnumber
メールマガジン バックナンバー
佐々木整骨鍼灸院です
2月のお知らせ
2月の休診は日曜・祭日のみです。
コロナがなかなか収束せず様々な事が制限され、身体と心の調子が不安定な方が増えています。
運動・食事・睡眠・身体のケアを心がけましょうね。
★ 日本って恵まれたすごくいい国なんですよ。ところが島国なものだから、それがわかっていないんです。他がよく見えて、自分のところの良さが見えていない。
―――兼高かおる
かの怪物、習慣というものは、感覚を食い尽くし、悪魔のように振舞うが、また天使のようでもある。
―――ウィリアム・シェイクスピア
現実という壁の前に立った時、いたずらに壁の厚さのみを測ることがないだろうか。実行する前に言い訳を考えていないだろうか。
―――中内功
明日に延ばしてもいいのは、やり残して死んでもかまわないことだけ。
―――ピカソ
失敗は、それを認める勇気さえあれば、いつでも許されるものだ。
―――ブルース・リー
★【人生を支える「2つの心」】
聖心会シスター、鈴木秀子氏の心に響く言葉より…
人は誰しも「自分にないもの」を求めたがるものです。
あの人はいいものを身につけている。
美人でスタイルもいい。
みんなから愛されている。
いい結婚をしたあの人がうらやましい。
子どもがいない人は自由で楽しそう。
自分の仕事で輝いている人がまぶしく見える。
自分ももっと〇〇だったら、もっと幸せになれるのに......。
あの人みたいになれたら、人生が楽しいだろうに......。
自分と他人とを比べて、「うらやましい」「自分は損をしている」と思い込んでしまうのです。
でも、このような思い込みは、すべて自分の心が作り出した妄想です。
事実ではない妄想に振り回されているだけです。
振り回されているうちは、どんなにがんばっても心が満ち足りることはありません。
幸せを感じることもできません。
では、どうすればこの思い込みをやめられるのでしょう。
それは「他人をうらやむのは当たり前」「自分は今、そういう気持ちに振り回されてしまっている」と自分に言い聞かせてあげることです。
私といっしょに暮らしている、魅力ある高齢のシスターの話です。
彼女は聡明で成績もよく、学校の先生になりたいと思っていました。
でも、出征した父親が戦死し、中学を卒業すると働きに出ることになりました。
貧しい家を支えるため、師範学校に行くことをあきらめなければならなかったのです。
彼女が働きに出る前の晩、祖母は彼女にこう言って聞かせました。
「人さまの持っているものを見て、うらやましがったり欲しがったりしてはいけないよ」
すると、聞いていた祖父がぽつりとつぶやきました。
「こんな若い子にうらやましがるな、だなんて酷だ。そういう気持ちにならないわけがない。うらやましがって当たり前だよ」
「2人は少し間を置いて、もう一度同じことを繰り返します。
祖母は「うらやましがってはいけない」、祖父は「うらやましがって当たり前」と。
彼女は2人のこの言葉が、人生を生きる上でたいへん役に立ったと言います。
「おばあさんの言葉だけだったら、私は自分を『うらやましがるべきではない』と厳しく律し、つらい思いをしながら生活することになったでしょう。
おじいさんの言葉だけだったら、自分を甘やかし気ままな人間になっていたでしょう。
自分の中に、相反する2つの声がいつも聞こえていたからこそ、私は何が本当に必要かを考え、物事の中庸を取ることができたのです」
人と比べて心がかき乱れたときは、みなさんもこの「2つの心」を思い出しましょう。 人は人、自分は自分。それでいい。
そう思う気持ちがきっと芽生えます。
『世界でたったひとりの自分を大切にする』文響社
https://amzn.to/34hlWBA
脳力開発の大家、城野宏先生は、「物事の考え方」についてこう語っている。
■中心骨組で考え、全貌と核心をつかんで考える習慣
■「ものごと」の両面を捉え、どちらが主流かを考える習慣
■立場(希望・利害・価値)と観点を整理して、多角度から考える習慣
■確定的要素と非確定的要素を分け、確定的要素を判断の土台とする習慣
■行動のつながりを捉えて、具体的に考える習慣
この中の2番目の《「ものごと」の両面を捉え、どちらが主流かを考える習慣》というのが、本文にあった「2つの心」だ。
ものごとには必ず、裏と表という二つの側面がある。
表面だけを見て判断したり、考えたりするといつか必ず齟齬(そご)が生じる。
裏面もあるからだ。
両面を見て、考え、その時その時、どちらを主流に考えるかが大事だ。
同時に、中心骨組みという「本質は何か」を考え、「多角度」から考え、「確定的」な要素から考え、「具体的」に考える。
つまり、さまざまな角度や考え方といった、色々な「視点」で物事をとらえていくということ。
物事を多くの視点でとらえればより本質に近づける。
より本質に近づいた人を「深い人」という。
相反する「2つの心」を大事にする「深い人」でありたい。