パーソナルトレーナー 高坂直暉

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【アフターコロナで心配されること】

T-mile通信Vol66

いつもメルマガを読んでいただきありがとうございます。
「良い姿勢は良い人生を作る」をモットーに活動している
パーソナルトレーナー高坂直暉です。


新型コロナウィルスが流行してもう1年半近く経ちます。

日常生活は大きく変化し、私たちを取り巻く環境も変わりました。
※コロナが流行る前からある程度変化はありましたが一気に加速した気がします。

技術が変進歩した一方で失われるものも出てきます。

今回は今の環境が私たちにどんな影響を与えるかに関して
私なりの考えをお話ししたいと思います。

「人間関係の形成とホルモン」にテーマを絞ってお話しします。

大人の方はもちろん、今後成長していく子供たちにとっても重要なことなので
これを読んで色々考えていただければ幸いです。

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・共感力、人間関係を構築する能力の低下


近年SNSやリモート環境の発展により、リアルで人に会う機会が減少傾向にあります。
これは子供だけでなく、大人にも同じ状況が起きています。

何故、この状況が良くないかというと
「オキシトシン」という幸福感や愛情を感じるホルモンの分泌量が減少する可能性があるからです。

<オキシトシンの働き>
・幸せな気分になる
・愛着の形成
・ストレス緩和
・他者への関心を高める
・他者との交友を深める

オキシトシンは主に
人と関わったり、触れ合ったリ、親切をした(された)時に分泌されます。
※ペットやぬいぐるみなど柔らかいものに触れた時にも分泌されます。

別名「幸福ホルモン」「愛情ホルモン」などと言われてます。

男性が結婚して子供ができた時に「性格が丸くなる」と言われるのも
このホルモンの働きがあると考えられます。
※男性が子供ができると男性ホルモンの「テストステロン」より
「オキシトシン」の分泌が増える影響で太りやすくなるんじゃないかな?
と個人的に考えております。


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・何故、オキシトシンの分泌が重要なのか

前述した通り、オキシトシンは主に人と触れ合った時に分泌されます。

親や祖父から愛情を受けた時、友人やペットと遊んだ時、恋人と過ごす時など
人や動物との関りを通して分泌されるホルモンです。


オキシトシンに関してはこんな実験があります。
「リアル、リモート、電話、メール、SNS」の5つのツールを使って人とやり取りした時の
オキシトシンの分泌量を調べた結果、

1 リアルで人に会う
2 リモート(テレビ電話)
3 電話 
4 メール 
5 SNS
の順番でオキシトシンの分泌が増加することが分かりました。

SNSの方が手軽で便利ですが、直接顔を合わせて会話する方が幸福感や
満足度が高いことがうかがえます。

昨年流行した「リモート飲み」も今年の宣言下ではあまり実施されてないのも
「直接顔を見て話たい」「その場の雰囲気を味わいたい」という
人の本質的な部分が影響してるのかな?と思います。

リモートワークになってから気分が落ち込み気味になったり
メンタルが不安定になってしまったというお話をよく聞きます。

人の本能・本質的な部分と技術がミスマッチしているのかな?と思っています。

双方の良いとこ取りをしたハイブリットな技術が今後求められるのかなと思いつつ
早く元の気軽に人と会える環境が戻ることを祈ります。

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・子供の発育における影響


1 人の感情を読み取る力が低下する


オンラインやSNSなど相手の表情や雰囲気が読めない状況での
会話ややり取りに慣れてしまうと相手の表情・雰囲気から気持ちを汲む能力が
育ちにくくなると思います。

小さい頃はコミュニケーションをとる中で相手の表情から
「これを言ったら嫌がるのか」などを学んだと思います。

しかし、相手の顔が分からなかったり、その場の雰囲気が分からないと
そういったことを考える機会が減ってしまうのではないかと思います。


2 幼少期のオキシトシンの分泌の低下


最近、スマホやタブレットを触っている子供を多く見かける気がします。

大人の私も夢中になってしまうので無理はないと思いますが、
スマホ自体は無機質で硬く、人のぬくもりを感じられるものではありません。

スマホで動画を見てるときは「ドーパミン」など興奮や欲求を満たすホルモンが
分泌されてるのでいつまでも飽きずに見てられますが、
肝心の「オキシトシン」は人肌に触れた時に多く分泌される為、
子供にとって良い影響があるかは懐疑的です。

個人的にはスマホよりぬいぐるみなど柔らかいものを触らせた方が良いのでは?
なんて思います。
※私が見てるのはほんの一瞬なので自宅ではちゃんとスキンシップをとってると思います。

幼少期のオキシトシンの分泌量がその後の学習効果やコミュニケーション能力に
影響を与えることが研究で分かっているので、お子様とのスキンシップを大切にしてください!



今回は書きたいことが多く、いつもよりかは長文になってしまいました。

私は独身で子育ての経験がないので、アドバイスするのもおこがましいですが、
KIDS事業に関わってるものとして、お子様の成長に関係する内容も発信していきます。

また、今回の内容は成人や思春期の学生にも深く関係する内容なので
参考にしていただければと思います。



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