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2021梅酒仕込み

 春日市の親しい友人から「そろそろ良いようです。落ち始めました。」との、梅もぎの依頼連絡が5月の下旬にありました。
今年は梅も例年より1~2週間早かったですね。お言葉に甘え、5月28日にお邪魔させていただきました。玄関前と裏庭の3本の木から、コンテナ3箱、約40㎏の収穫でした。こちらの梅は、無農薬なのに毎年粒が大きく肌も艶やかで美しく、種は小さく実はふっくらと、極めて良質なものなのです。

 この高品質な梅の良さを活かさぬ手はないと、昨年より梅酒の仕込みを始めました。とりあえず昨年は麦焼酎1.8ℓとブランデー2.56ℓで仕込んでみました。両方ともそれなりに美味しく仕上がりましたが、焼酎仕込みの方が私的にはより好みでした。よって、昨年同様「酒のやまや」にてその焼酎を事前に1本購入してこの時節を楽しみにしていたところです。

 さて、ばあちゃん自慢の梅ジュースと梅干しの仕込み分を確保し、残りが梅酒用にと…。梅酒もばあちゃんレシピが基本。アルコール1.8ℓに対して梅1.4㎏、氷砂糖630g。んんん?…ざっと計算してもアルコールの量が大幅に不足! まずはその調達が急務! 梅は既に作業台の上にある…。洗浄、ヘタ取り、仕分けも進行中…。できれば今日中に仕込まねば…。

 急ぎまた「やまや」へ。陳列棚を物色。お目当ての焼酎は2本しかないではないか。実はこの焼酎、「壱岐の華」という麦焼酎で1升瓶売り・アルコール40度でお手頃価格なのです。梅酒造りの場合、アルコールは35度以上のものが必要とのことですが、なんども陳列棚を探しても他に35度以上の1升瓶はないではないですか。昨年たまたま見つけた「壱岐の華」は、焼酎としてはまさに梅酒仕込みにピッタリの商品だったわけです。

 お店の人に〈他に類似する商品はないのか? また、「やまや」の近隣店舗の「壱岐の華」の在庫状況がわかるか?〉を尋ね、〈類似商品は無い。近隣では古賀市の店舗の在庫6本がMAX〉との情報を得ました。さっそく「今から行く」とその店舗に6本の予約を入れてすぐさま走りました。通常30分~40分のところを、金曜日の夕方だったため80分ほどかかって閉店間際に到着。無事にGETできました。この店舗は売場面積も広く、扱っている品数も多かったのですが、やはり「壱岐の華」に類似するような焼酎の他の商品はありませんでした。

 ご推察の通り、帰ってからの作業は深夜までに及びましたが、どうにか梅酒の仕込みを当日中に終えることができました。結局のところ、本年は以下の結果となりました。

・麦焼酎「壱岐の華」40度…1.8ℓ8本
・泡盛「瑞泉」43度…1.8ℓ1本
・ドンピエール「V.S.O」37度…2.7ℓ
・バーボン「EARLY TIMES」40度…1.75ℓ

 「わざわざ梅酒にしなくても…」との外野の声が聞こえてきそうですが、それはそれとして、「amiさんちの手しごとアトリエ」はこんな労働も愉しむ手しごと空間なのです。
さてさて仕上がりの味やいかに? いまからとても楽しみです。出来上がりが待ち遠しい‼

 例によって、ホームページ内ギャラリーに写真をアップしていますのでご確認ください。

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