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子どもも大人もマッサージで身体を緩めよう~その4~
今日は「足」のマッサージとその効果についてお話します♪
私たちがバランスをとって立っている時、体には次のような反応があります。
足の裏や関節にたくさんある「メカノレセプター」という名の感覚センサーが、
「ツルツルの氷の上なのか」
「でこぼこしているのか」
「カラダのどこに体重がかかっているか」
「どちらかへ傾いていないか」
などを感じ取ります。そして神経を通り、脳へと伝達されます。
脳は目や三半規管などから入った情報と、メカノレセプターからの情報を複合的に解析し、体がまっすぐに保てるように(あるいは転倒しないように)体の各筋肉に司令を出し、バランスをとります。
これを、脳は一瞬にしておこないますが、メカノレセプターが発達していないと、体がどういう状態になっているか脳に伝達されず、脳も適切な司令が送り出せないということになります。
現在の子供が何もないところで転倒する・・というのは、「受容器の働きが鈍っているから」ということが指摘されています。
受容器(メカノレセプター)は、使わなければその機能はどんどん低下します。
3~4歳児の時点ですでに受容器の働きに差が出ているように見受けられます。
小学校でカラダ作りワークショップを行うと、低学年にも関わらず、高齢者並みの関節力の児童もいますから驚きです。
そういう子が共通して抱える問題が、
・肌荒れ(アトピーやアレルギー)
・ぜんそく
・イライラ
・体力が持続しない
などです。
イライラしたいわけではないのに、体内に必要な酸素が得られず、イライラしてしまうケースや、集中力が全く続かないケースも見てきました。
動き出す前の赤ちゃんの頃から、関節を動かしてあげることで、受容器(メカノレセプター)スイッチの入りやすい状態を作り出し、結果、主要動作の獲得が早まるという症例はたくさん存在しますし、何より子供が穏やかに育ちます。
多動傾向にある子供は、関節や筋肉が硬く、受容器(メカノレセプター)の働きが鈍かったり、脳の処理スピードとカラダからの伝達がかみ合わないため、より動くことで受容器のスイッチを入れようとするとも言われています。
その状態が長く続けば、脳への血流や酸素量も悪いままとなり、結果として軽度の発達障害と診断されてしまうこともあるようです。
まずは、親が子供のカラダの状態をきちんと把握し、病気は未然に予防していきましょう!
【脚】
子供の血管は非常に細く、まだまだ未熟です。その証拠に、子供の足先は普段は意外と冷たいと思います。
足のマッサージをすると、下半身の血液循環が良くなり、足の筋肉の発育を促してくれるのです。
「足は第2の心臓」という言葉の通り、足の末梢血液の循環をスムーズにすると、全身に血液が廻り、カラダ全体を温める効果もあるのです。
また、「ハイハイ」→「お座り」→「つかまり立ち~たっち」→「つたえ歩き」→「歩行」のプロセスをスムーズに行うための関節作りが可能です。
小児推拿では、虚弱体質な赤ちゃんや、お腹が緩いとき、寝つきが悪いときなどに足をマッサージすることが多いようです。
全身の体温が上がるため、冷えたカラダを温め、下痢や寝つきの悪さを解消してくれるのです。
また、足の付け根(鼠径部)やひざ裏にあるリンパの流れを良くし、老廃物の代謝を高めることで、アレルギーやアトピーの改善にも効果があることが分かっています。
血液は心臓がポンプとなって流れますが、リンパにはポンプが無く、筋肉を動かすことでのみ流れていくからです。
リンパは細菌などを体内に侵入するのを防いだり、カラダに不要な老廃物を回収し、体外に排出する働きを持っています。
また、血液中の栄養や酵素をカラダの隅々に運ぶ働きも担っているため、まだまだ筋肉の発達が未熟なうちは、親がマッサージをする必要があるのです。
ただし、注意しなければならないのが、太ももの内側に出来るシワが、左右で違う位置だったり、膝を立てた時に膝の位置が違う場合は、股関節脱臼の心配があるため、医師に相談の上、行うようにしましょう(*^▽^*)/♡
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