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0歳からのカラダ作り

0歳のこの時期にあえてカラダ作りなのか・・。
「カラダ作りに必要性を感じない」という方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、2002年中央教育審議会が
「幼児期は、体力を培う上で、非常に大切な時期であり、この時期に運動や遊びの中で十分に体を動かすことが必要である」
と認めています。
2003年にはNHKで『教育フォーカス』という番組内で
「カラダの危機はココロの危機」
と題して、子どもたちの心身がおかれている危うい状況と、それを克服する試みがいくつか報告されていました。

その中で紹介された松本短期大学の柳澤秋孝教授らは、保育園で子どもたちにとび箱や鉄棒を指導することによって園児の情緒安定に効果を上げているというもので、様々な運動遊びを組み合わせた独自のプログラムを行わせることによって、園児たちの集中力が向上し、自分で感情をコントロールできるようになったという内容でした。

教授らの研究グループによると、子どもの運動不足は心の働きを統合する大脳前頭葉の発達を阻害するため、状況に合わせて感情を制御する能力の低い子どもが増えているとのこと。
しかし、運動遊びをさせることによって普段使わない筋肉を動かし、子どもの前頭葉に刺激を与えることができるという研究内容でした。


しかし、幼稚園でこのような取り組みをしてくれる所はごくわずか!
小学生になれば受け入れてくれるスポーツクラブや団体は数多くありますが、一時も目を離せない幼児は、安全上の理由からも敬遠されているのが実情のようです。
私の師匠でもあるフィジカルトレーナーの平山昌弘先生は、幼稚園と提携してカラダ作りをおこなっていますが、実は平山先生から
「幼稚園からでは遅すぎる」
という報告がありました。

幼稚園児でも一定の効果はあげられているものの、遊具が危ない・動くのが面倒・その動きは苦手etc‥すでに心にこのようなマイナス感情がインプットされている子どもも多いそうです。
更に幼稚園児の時点で、すでにカラダの使い方の上手な子と下手な子にハッキリと分けることが出来るというのです。
だから、「幼稚園からでは遅すぎる」のです。

しかし、このような現状があるからと言って、早期に専門的なスポーツをさせればいいのか‥というと、そうではありません。
今、オリンピックなどに出場している選手をみても、10代後半~20代中盤の選手が多数を占めており、20代の選手でさえ怪我に悩まされながら試合に出場しています。
原因の一つは、専門的なスポーツでしか使わない限られた筋肉を、低年齢のうちから酷使し続けていることがあげられます。

私たち親世代は、スポーツは「根性」とか「筋トレ」とか「走り込み」という状況だったかもしれません。
そして、未だにそのように指導するかたも多いそうですが、少しずつ状況が変わっています。
最先端をいくスポーツチームでは(どのようなスポーツでも)、過去の「根性」だとか「走り込み」では、もう記録を塗り替えられないと、トレーニング方法を根底から変えています。

いかに“自分のカラダの使い方の癖”を知り、“効率の良いカラダの使い方をしていくか”なのだそうです。
この“効率の良いカラダ”への近道が、実は教室でも様々なアプローチで取り組んでいるの感覚統合であり、乳幼児のアクティビティーなのです。
教室では、普段の遊び+ママやパパでも出来るひと手間をお教えしています。
ぜひ、日常の中で意識的に“運動”と“ひと手間”を加えられるチャンスを探してみてください(*^▽^*)/♡

ちなみに…
公園の遊具は出来るだけ使いましょう♪
遊具のない公園では、楽しく走る!!
色々な走り方(後ろ走り・横走り・座った状態で走る)をやってみてください。
ただし決してスパルタにならないようにしましょうね(笑)
親子でどれだけ楽しめるかが基本です(*^^*)!


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