ゼロ磁場の児玉邸

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第14号 ジモリ



こんにちは!

シュンちゃんエニちゃんこと、

児玉俊一&恵仁です^^



ジモリってご存知ですか?



埼玉県飯能市にある自由の森学園のことを

生徒たちは皆、そう呼んでいます。

中学と高校があります。



星野源とか、

「寅さん」や「北の国から」に出ていた

吉岡秀隆が、卒業生として有名ですよね。



長男の奏(そう)も次男の寧(ねい)も

中学高校の6年間、ジモリ生でした。



最初は2人とも、

横浜の青葉区から横浜戦と八高線を使い

3時間近くかけて通っていましたが、

途中からどちらも寮生になりました。



長男の奏(そう)は

小学校4年から5年にかけて3ヶ月間、

不登校になったことがありました。



それで俊一の妹から

「奏くんには自由の森、いいんじゃない?」

と言われて、授業やイベントの見学に

家族で出かけていきました。



行くたびにビックリの連続でしたが、

圧巻は高校の卒業式でした。



会場の天井から周囲の壁にかけて

巨大なデコレーションが

空間を彩っていました。



卒業生はステージの上のひな壇に

それぞれ好きな服装で座っています。

気合の入ってる衣装の子もいました。



体育館での卒業式なんですが、

卒業生はステージの上のひな壇にいて

1年生2年生は前のほう、つまり

ステージに一番近い場所で座っています。



その後ろが教員、

さらに後ろが保護者の席になります。



最初は卒業証書の授与だったかな。



ステージから花道が伸びていて

体育館の真ん中あたりに作られた

小さなステージまで続いています。



小さなステージの上には校長が、

その脇には担任(と副担任もいたかな?)が

立っています。



担任が生徒の名前を呼ぶと、

卒業生はひな壇を降り、花道を

校長のほうに向かって歩いていきます。



花道の両側から在校生、つまり

1年生2年生が声をかけたり、拍手したり

指笛、鳴らしたり、黄色い声援が

飛んだりもします。



それに応えて手を振ったり、答えたり

スキップしたり、パフォーマンスで

踊ったりする生徒もいました。



着物を着て歩く生徒の後ろから、

同じく着物を着た生徒が声をかけながら

刀を抜き切りかかると、前を歩く生徒も

刀を振り抜いてチャンバラ開始。



時代劇部の子たちでした。



そのころ流行った「芸能人は歯が命」の

CMそのままに、花道を歩く男の子に

後ろから女の子が「◯◯くん」と

声をかけると、



振り向いた彼が「◯◯ちゃん」と答えて

2人で前に進み、一緒に卒業証書を

受け取るというシーンもありました。



卒業証書を受け取るときも

ただ受け取るだけではない子が

沢山いました。



校長の顔にいっぱいキスをして、

口紅で校長の顔を真っ赤にした女の子。



ジモリ生活への感謝状を読み上げて

校長に渡す生徒。



詩を読む子。

校長とハグする生徒。

校長にレイをかける子。



一番すごかったのは、

カウボーイ(カウガール?)姿で

現われた女生徒でした。



彼女への拍手、一番大きかったですね。



彼女はジモリでの6年間の自分を振り返り、

成長の軌跡を涙とともに語ったあと、

在校生の席に向けてテンガロンハットを

高く投げ上げました。



ものすごい歓声と拍手!!!

カッコよかったなぁ(^O^)



こんな感じで一人が終わると、

次の生徒が呼ばれるので、

卒業証書の授与だけで

2~3時間かかっていました。



ジモリではいつも生徒が主役。

先生のお話は1人か2人だったような・・。

しかも短く、でもユーモアはありつつ。



そのあと

「何か喋りたい人は?」の問いかけが

司会からあり、



最初に在校生から何人か

続いて卒業生から何人かが前に出て

順番に語っていきました。



それは

思い出だったり、感謝の言葉だったり、

未来への思いだったり。



その後はたぶん、ジモリ名物の

合唱だったのではないかと思います。



最初は在校生が下から卒業生に向けて

次は卒業生がステージの上から

最後に在校生もステージに上がり一緒に

という感じだったと思います。



それが何曲も何曲も続くんです。

でも聴いていて飽きない。

感動なんです。



生徒の家族たちも

ずっと聞き入ってる感じでした。



最後の曲はケサラ。

校歌のないジモリで、校歌がわりに

ずっと歌われてきた曲です。



ケサラ、ケサラ、ケサラ

僕たちの人生は

平和と自由を求めて

生きてゆけばいいのさ



押さえ切れない怒り

こらえ切れない悲しみ

そんなことのくり返しだけど

決して負けはしないさ



ケサラ、ケサラ、ケサラ

僕たちの人生は

平和と自由を求めて

生きてゆけばいいのさ



泣きはらした夜

迎える朝のまぶしさ

涙の乾くときはないけれど

決して倒れはしないさ



ケサラ、ケサラ、ケサラ

僕たちの人生は

平和と自由を求めて

生きてゆけばいいのさ



いつも思い出すのは

自由のために死を選んだ

グェン・バンチョイ、ジョー・ヒル

ビクトル・ハラを

決して忘れはしないさ



ケサラ、ケサラ、ケサラ

僕たちの人生は

平和と自由を求めて

生きてゆけばいいのさ



うたえ、うたえ、うたえ

人間のやさしさをうたえ、うたえ

明日に向かって力強く

広く高く大きく



うたえ、うたえ、うたえ

人間のやさしさをうたえ、うたえ

明日に向かって力強く

広く高く大きく



全部で5~6時間の卒業式でした(^O^)



ということで、息子たち本人より

親のほうが、のめり込んでしまった

自由の森学園。



次男の寧(ねい)に、

自由の森で何を得たか?と聞いてみました。



・あの年齢で仲間と一緒に、心からの自由を

 楽しむ経験ができたことが大きい。



・自由が産み出す勢いやパワーを知り、

 同時に自由の大変さも学んだ。



・それがいま生きていく力になっている。

 よっしゃ、やるぞ!! という感じで。



ジモリの話は、とても1回では

終わりそうにありませんね。



自由の森の生徒たちが歌う「ケサラ」

以下から視聴できます(3分24秒)

https://www.youtube.com/watch?v=9QEzpJ_UaNg



それではまた^^



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