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【生態系へ帰る旅ー第7回目】パーマカルチャーの倫理その3

こんにちは!

『ちょっと一服、ひとときの至福〜 ( ̄▽ ̄)〜3 』の《一福茶屋》です!

⭐︎⭐︎⭐︎

だんだん息切れしてきましたが…。
( ̄▽ ̄;)

パーマカルチャーの倫理ー3、行ってみましょう〜!

3)余剰物の共有・消費と再生産に対する限度の設定

今回は、HPの補足として、デビッド・ホルムグレン著の『パーマカルチャー 農的暮らしを実現するための12の原理 上巻』から、シェアします。

まずは、いつもの、パーマカルチャー・センター・ジャパンのHPで、基本の基本を読んでみて下さい〜。

http://pccj.jp/

当初、ビル・モリソンは、「限度の設定」に焦点を当てました。

講座などでは「余剰物の再分配(共有)」として、教えられることが多いため、倫理では「余剰物の再分配」のみ表記している場合が多いです。

これは同じ意味? 

《限度》と《余剰(豊かさ)》って正反対な感じですが…?

限度を知ることで、豊かさを強く感じ、余剰物の分かち合いに繋がる…という意味です。
対の関係のようです。

「足るを知るという感覚は、世界がどう機能するかに対する十分な理解から生まれます。」
「あらゆるものには寿命があり、それぞれの居場所がある」のです。

つまり、『限界を知る』ということですね。

そして、「限界の認識は、欠乏からは生まれない」のです。
(°_°)???

「欠乏感は、大抵の場合(自然災害などを除き)資源の実際の物理的制約よりも、産業経済と権力によって、作りだされるもの」です。
!(◎_◎;)

産業経済が作り出す欠乏感に追われるように、消費に走っているのが、現在の状況ではないでしょうか。

⭐︎⭐︎⭐︎

エコロジカル・フットプリントというのがあります。

どれだけ自然環境に依存しているかを見る指標です。

⭐︎ネットより↓
エコロジカル・フットプリント(英: Ecological footprint、EF)とは、地球の環境容量をあらわしている指標で、人間活動が環境に与える負荷を、資源の再生産および廃棄物の浄化に必要な面積として示した数値である。 通常は、生活を維持するのに必要な一人当たりの陸地および水域の面積として示される。⭐︎

これによると…

日本人→→4.3 ヘクタール / 1人当たり
世界平均→1.8 ヘクタール / 1人当たり

世界中の人が日本人のような生活をしたら、地球が2.4個必要になる…ということです。
(4.3÷1.8=2.4)

ここから、日本人は、現在の消費活動を、半分以下に抑える必要があることが分かります。

(ちなみにアメリカは、9.5ヘクタール / 1人当たり)
((((;゚Д゚)))))))


こうした指標を参考に、地球の許容範囲(キャパシティ)や、消費(ニーズ)に対する提供者(生産者)に目を向け、限界を自ら設定しなければなりません!
自ら…!!? Σ(゚д゚lll)

⭐︎⭐︎⭐︎

最大の課題であろう人口増加に関しては…。

「おそらく、人類と他の種の長期的な生存を許さないほど、すでに人口過剰である。」

なのです!

2019年の世界総人口は77億人、2050年には90億人になると推定されています!

すでに、耕作可能な土地は耕作しつくし、地下水の水位もどんどん下がり、森の消失は止まらず…。
ヽ( ̄д ̄;)ノ

貧困層による出産の増加よりも、富裕層の消費のほうが大きな問題だという指摘もあります。

どういうことかと言うと…。

「貧しい国では、

●女性の経済的な安定
●妊娠出産のコントロール
●乳児死亡率の低下

という三つの条件が揃うと、出生率が急速に減少することが明らかになっている。」のですが…、

…その一方で、

「豊かな国々で生まれる子供のほとんどは、消費を加速させる。」

…ということなのです!

デビッド・ホルムグレンは、豊かな国での人口過剰への対策の一つとして、養子や里親を挙げています。

⭐︎⭐︎⭐︎

そんな中での《余剰物の再分配(共有)》について…。

海外援助、社会奉仕、トラスト運動、ボランティアなど、余剰の再分配は、裕福な現代社会の特徴でもあります。 

しかし!

「物質的に貧しい伝統的社会で、より多くの物質的富の再分配が行われている」のです。

それは、自然を敬い、維持するための、ささげ物や労働などです。

「未来の世代と土地そのもののために、余暇や資源を再分配する、古くからのしきたり」でした。

いまや、古いしきたりは忘れ去られ、経済システムの元、ないがしろにされています。

「パーマカルチャーでは、未来世代のために、土壌の生物学的な能力を積極的に向上させ、変容させるために、あらゆる適切な努力を」続けています。

つまり、『世界中を豊かな森にしよう』です!
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

前回は、「人が利用し、手を入れることで豊かさを増す森」と書きました。

今回の、余剰物(敬う心や労働)の場合は、利用するためではなく「直接的な損得勘定抜きの行動」で、豊かさを増す森です。

森の中の祠や水源地(たいてい水神様が祀られています)にお参りしたり、お参りのための道を手入れしたり、直接的な利益にはなりません。

けれど、自然に守られてる感や、未来に対する安心感を得ることができませんか???

これって人びとへの配慮じゃないですか〜〜!?

人は損得勘定なしに余剰物を共有することで、喜びを感じる生き物だったりするんでしょうかね!?
(*´∀`*)

⭐︎⭐︎⭐︎

今回は継ぎはぎ度が半端なかったです。

主だった引用は「」で括りました。
いつにも増して、分かりにくかったかと思います。
m(_ _)m

自分自身、これから極めていこうとしている段階で、訳知り顔に語るのは、めっちゃ辛かったです。
(・・;)

お付き合い下さり、ありがとうございました〜。

次回は、気候変動のトレーニングプログラムに参加した、パーマカルチャー仲間からのシェアをシェアしますね。

パーマカルチャーの原則は、HPにお任せ〜!
上記のパーマカルチャー・センター・ジャパンのHPを見てね! ( ̄▽ ̄;)

YouTubeもあります!↓
https://www.youtube.com/channel/UCe6KHGtceMbTBUhpVWnROtw

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