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【生態系へ帰る旅ー第2回目】小さな地球(オアシス)をつくろう
こんにちは!
『ちょっと一服、ひとときの至福〜 ( ̄▽ ̄)〜3 』の《一福茶屋》です!
⭐︎⭐︎⭐︎
2020年1月18日に、自然菜園アドバイザーである竹内孝功さんの講演会に行って来ました。
演題は、『生命(いのち)を育む自然菜園 〜 今、地球にできること』
まさに、このメルマガのために開いてくれたような内容です。
*\(^o^)/*
竹内さんについては、こちら。
http://www.shizensaien.net/
メルマガ第二回目は、この竹内さんの講演をシェアします。
自然菜園とは何か?
HPにはこうあります。
『自然菜園とは、野菜の里山です。農薬や肥料を使わずに野菜が自然に育つように、野菜と畑の生き物同士が良い関係になるよう、必要最低限のお世話で野菜を自然に育てる農園づくりです。』
現在の食システムの中にあって、農業はこれまで、当たり前に、耕したり施肥をしたり…、あるいは、やむを得ない! と、農薬を撒いたりしていました。
そういった労働はしないで、自然の理にまかせて、最低限のお世話で野菜を育てるのが自然菜園…ということになりましょうか。
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《講演での結論は…》
『自然菜園で小さな地球(オアシス)を作ろう』
です。
これが、自然菜園が、今、地球にできることなのですね!
どういう事かといと…。
まず、作物に必要な雨の話。
雨は下から降るのです!
「えーーーーーーー?!!(◎_◎;)」
ですよね!
雲が湧き、雨粒となる条件が揃わなければ雨は降りません。
草(植物)があるから雲が出来る。
草(植物)があるから雲が来るのです。
パーマカルチャーでは、森は貯水池であり、雲の作り手であると伝えています。
裸地と草地、どちらの空気が潤っているか、経験的にも納得できると思います。
植物は地中に根を張り巡らせ、水を溜めます。
葉は、水蒸気を結露により液化して捕まえます。
また、葉は、蒸散といって、水蒸気を放出しています。
植物の周囲には水気が集まり、雲を作るという訳です。
森の貯水力については、また、どこかで紹介したいと思います。
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自然菜園では、土は耕さず、草は刈って根を残し、刈り草を畑に撒いて覆います。
草マルチと言います。
残った根が土を耕し、また、余計な草を抑えます。
草マルチも余計な草を抑え、乾燥も防ぎます。
つまり、耕してはダメなのですね!
「それなら菜園にしなくても、草ボーボーのまま、放って置けば同じじゃない?」
ジェームズ・ラブロック博士も、著書の中で《粗悪な農法》について言及し、
「耕作放棄地も再生などせずにそのままにしておいた方が良い」
といった意味のことを書いています。
里山保全活動に参加中の私は、大ショックです!
ガーーΣ( ̄。 ̄ノ)ノーーン
⭐︎⭐︎⭐︎
しかし…。
竹内さんは実験してみました。
《竹内さんの実験》
まず、実験する耕作放棄地の範囲を決め、生息する生き物の数と種類を調べました。
次に、そこを耕して、また生息する生き物の数と種類を調べました。
そこを畑とし、耕さず草を抜かず、自然菜園としました。
自然菜園をやり続け、決めた範囲内に生息する生き物の数と種類を調べました。
《結果です》
耕作放棄地の時:生物はいるが少ない
耕すと…:生物はいなくなる
菜園1年目:害虫が来た
菜園2〜3年目:蜘蛛、カマキリ、カエルなど害虫の天敵が来た
菜園4年目〜:ただの虫が増えた
つまり、害虫が居なくなって、ただの虫が増えたということですね。
もちろん、ただの虫を狙って、天敵もやって来ます。
竹内さんの言うことにゃー、
/
野菜には環境を変える力がある!!
\
なのです!!
放棄地のままでは、生物多様性は小さいままなのですね。
ひとつの家庭菜園が、ひとつのプランターが、ひとつの小さな地球になります。
ひとつひとつは小さくても、それがたくさん増えて行けば…!
今、地球にできることを、始めよう〜!
*\(^o^)