パーソナルトレーナー 高坂直暉

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【理性VS感情】

T-mile通信Vol26

いつもメルマガを読んでいただきありがとうございます。
「良い姿勢は良い人生を作る」をモットーに活動している
パーソナルトレーナー高坂直暉です。


あなたは理性的な人ですか?
それとも感情的な人ですか?

「誘惑に負けてしまった」
「私ってメンタル弱いのかな」
「カッとなって怒ってしまった」

こんな経験はありませんか?
ほとんどの方が「YES」と答えると思います。

では実際にその時に脳内ではどんなことが起こってるか?
そしてどう対処すればよいかを私なりにで説明させていただきます。


まず理性的な思考は脳の「前頭前野」という部位が司ってます。
「前頭前野」は冷静に考えたり、状況判断をしたり痛みを抑制する働きなど
様々な働きがあります。


一方、感情を司る役割がある部位は「偏桃体」と言われており
「快・不快」の感情を生み出す働きがあります。
恐怖心を感じたり、欲求が生まれるのはこの組織の影響です。


人は何かしらの刺激が入ると「偏桃体⇒前頭前野」の順番で脳が働きます!

言い換えると「先に感情」「後から理性」が働きます。

例えば、
美味しそうなケーキが目の前にある
偏桃体が働き、食べたくなる
少し遅れて前頭前野が働いて冷静に判断する

このような流れが日々繰り返されてます。

偏桃体=アクセル
前頭前野=ブレーキ

なんとなく理解できましたでしょうか?


一目ぼれなんかも同じ原理です。
また昔優しかった人が脳の障害や加齢で怒りっぽくなるのも
前頭前野によるブレーキが利かなくなるからなんです。


これを踏まえたうえで日常生活で意識するポイントを3つに挙げます。


①感情や誘惑に負けそうになったら深呼吸して6~10秒数える

偏桃体が活性化し、前頭前野が働くまでタイムラグがあるので
一旦間を置きましょう!
怒りそうになったら数秒数えるアンガーマネジメントにも
用いられてるテクニックです。


➁過度なストレスを貯めない

過度なストレス、疲労は前頭前野の働きを鈍らせます。
この時に暴飲暴食が起こりやすいです。
ストレスが原因で良くない行動に走ってしまう方は
運動や音楽を聴く、瞑想や睡眠時間の確保などをして
常に正しい判断ができるようにしましょう。


③自分を俯瞰してみる習慣をつける

誘惑に負けそうになったら、自分のことを客観視して
今どういった状態なのか心の中で実況してみましょう。
ゲームと一緒で「こうなったらこうする」というような
攻略パターンをあらかじめ考えておくのも面白いかと思います。


これら以外にもいくらでも方法はあります!

大切なのはまず誘惑や不安、恐怖は
必ず出てくるものだと認識してください。

人間の脳の働きなので抗うことは難しいです。

これを理解しておけば冷静な対応ができますし、
そうならないように予防することだって可能です!


少しマニアックな内容でしたが
お役に立ててもらえると嬉しいです!



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