昨日とは打って変わっての快晴♪
皆様いかがお過ごしでしょうか？

今日は前回の固有受容覚への運動アプローチ。
…なのですが、

まず先に、固有受容覚が統合されていないと
どんなつまづきが現れるのか、おさらいをしておきましょう。

○着替えが苦手
○積み木やブロックなど手先を使ったおもちゃが苦手
○整理整頓や片付けが出来ない
○食べこぼしが多い
○汁物をよそったり、おお盆に乗せて運んだりがうまく出来ない
○スプーンや箸がうまく使えない
○お漏らししても伝えない
○かくれんぼが苦手
○一人遊びが多く、みんなの輪に入らない
○ルールが守れない
○集団で楽しむ運動を嫌がる
○手遊びが苦手
○仲間の遊びに割って入り、妨害する
○力の加減が分からず、乱暴な行動が目立つ
○思い通りにいかないと癇癪を起す
○ジャングルジムをくぐる時に、頭や体をぶつける
○マット運動や跳び箱が苦手
○プールで体を浮くことを怖がる
○動作のまねっこが苦手
○リズム運動や体操が苦手
○細かい作業が苦手
○自傷行為

固有覚の発達をねらう場合は、
タッチング、ストレッチ、揺れる、回る、すべるといった、触覚と前庭の遊びは必須です。
また、全身に刺激を入れることが大切です。
カラダの隅々に注意と関心が向くように、子供の「感じた！」という表情を見逃さないようにしてみましょう。


＊またぐ、くぐる、よじ登る
公園のアスレチックなどを上手に使いこなしてください。
固有覚は動きがパターン化すると刺激されず、効果がなくなります。
ジャングルジムの上り下りができたら、次は横に移動、
それが出来たら後ろ向きでくぐり抜け、というように、動きに変化を持たせてください。

＊重力に逆らった姿勢
ママのカラダにしがみつくことから始めましょう。
最初はママが座った姿勢、次はママが四つ這いになってしがみつき、
それが出来たら立った状態でしがみつき、、
というように重力に逆らってしがみつく姿勢をいくつもやってみましょう。

＊逆さハイハイ
あおむけになった四つ這いで、普段使い慣れていない「肢位」「姿勢」を作ることで、感覚を働かせます。
手足の可動と、体を曲げている（屈曲姿勢）という二つの条件を満たすことがポイントです。

＊鉄棒アレンジ
公園の鉄棒では、垂直にぶら下がるだけでなく、豚の丸焼き（しがみつく）をしたり、
高さの違う鉄棒がある時は鉄棒の下をS字にくぐり抜けるなど、アレンジしてみましょう。
特にS字くぐり抜けは、だんだん低くなる鉄棒があれば、動きのパターン化がしづらく、より効果的な運動になります。

＊タイヤや柵
地面に埋め込んだタイヤや低い柵をまだいだり、飛び越えたりしましょう。

＊動物まねっこ
動物の動きを真似してみます。動作とイメージがつかめないと、動きのまねっこは難しいものです。
動きの正確さにはこだわらず、まずは自由に動く体を楽しみましょう。

＊寝転がってストレッチ
布団にあおむけに寝転がり、ママの号令で体を動かします。
例えば、「右手あげて」「右手おろして」「左足あげて」「左足おろして」「腕をバッテン」「両手を横に」など。
全身が床に接しているので、手足の動きがわかりやすいです。
左右がわかっているかな？
左右の可動域に偏りがないかな？
など確認してみてください。

＜その他＞
ひも通しや積み木遊び、おままごとやじょうろを使った水やりなどでも固有覚は養われます。
また、洗濯物たたみを手伝ってもらうことで、腕や頭を通すイメージがつきやすくなったり、
食後のゴミ拾いを手伝ってもらうことで、指先が養われたりします。
ぜひ、生活のすべてをママが整えてしまうのではなく、お手伝いをさせて子供を巻き込みながら、子供の機能を向上させていきましょう。

明日は感覚統合の最後のお話、「運動企画」についてです。
ぜひお楽しみに╰(*´︶`*)╯♡

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