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ネイのエコイネ物語③
こんにちは!
シュンちゃんこと、児玉俊一です^^
今回は
<いのち育む栽培方法1~準備>
になります。
2月末の塩水選から作業は始まります。
モミ殻がついたままのお米を塩水に入れて、
浮かんできた軽いお米を取り除くのが
塩水選です。
浮かんでこなかったモミつき米を網袋に
入れて、10℃以下の水中に3週間以上、
浸けておきます。
発芽抑制物質のアブシシン酸を溶け出させる
ためです。うちでは、裏の池に設けられた
コンクリート枡(ます)に浸けています。
この作業や前述の塩水選は、
通常のお米作りではやっていないところが
多いかも知れません。
4月の中旬になると、数日かけて
お米を催芽させます。
漬物樽のなかに水を入れて23℃で保温し、
モミつき米を100時間つけて
発芽させます。
水の管理には、
熱帯魚用のサーモスタットと
酸素補給器を使っていました^^
次は、うちの裏にある児玉山
(26ヘクタールあります)から
土を取ってきました。
山の土で有機質の少なさそうなところを、
200キロほど持ってきました。
土を選別して粗い石を取りました。
そして鉄板の上に乗せ、
ポロポロになるまで焼きました。
焼いた土10に対して
堆肥(枯葉や生ゴミから作った有機肥料)1、
モミ殻燻炭0.7、卵殻エース0.17を混ぜ、
育苗箱(いくびょうばこ)に
薄く均等に入れるのが4月末。
育苗箱は幅60センチ、奥行き30センチ、
高さ3センチのプラスチック・トレーです。
底に穴が沢山あいています。
手動式の播種機(はしゅき)の
コンベアの上に育苗箱を並べ、
播種機のハンドルを回すと、
モミつき米が土の上に均等に落ちてきます。
その下を育苗箱が進んでいきます。
これで種まき終了。
さらに播種機を使って
覆土(土で覆うこと)して、
育苗箱の準備は完了です。
2020年は75箱作ったと、
次男は言っていました。
児玉俊一
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