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免許証不携帯で気がついたこと

㈱往来庵の菊地克仁です。
いつも私のブログをお読みいただき、
どうもありがとうございます。

つい先日の話です。
オフィスのコピー機に免許証を置き忘れて、
帰宅してしまいました。

翌日実家に車で行く用事があり、
いつも免許証を入れているケースと車のキー
をポケットに入れて家を出ました。

途中ガソリンスタンドによって給油しようと
ENEOSカードの入った免許証ケースをふと
確かめると、

何と、「中にあるべき免許証がない!」

「え?どこで・・・何でないんだ?」と考え、
昨日の経緯を思い出しました。

「オフィスに置き忘れてきてるじゃないか!」
とは分かったものの、
オフィスに立ち寄る時間もなく、
仕方なく免許証不携帯というマズイ状態のまま、
車で実家に向いました。

捕まれば明らかに免許証不携帯の現行犯です。

以下は、その時の不思議な体験です。

「免許証がない」と気づくキッカケになった
ガソリンスタンドに着くまでは、
免許証はケースに入っているとばかり
思い込んでいたので、
見かけるパトカーや警官の姿は全然視界に
入らず気にも留めませんでした。

ところが、
このガソリンスタンドで給油後、
走り出した途端に、
急に私の周りの警官の数が増え始めました。
パトカーには何と3度も遭遇したのです。

・横断歩道で信号待ちの自転車に乗った警官

・オレンジの光る棒を持って車を止めようと
 して道路脇に立っている2人の警官

・交通安全取締中と思われる警察官の集団

・隣の車線を並走するワンボックスパトカー

・すれ違うパトカー等々

やたらと視界の中に警官や警察車両が増えた
のです。

正確に言えば、

やたらと目につくようになったのです。

まさに
「警官に止められたら間違いなく免許不携帯
で捕まる!イコール罰金+減点」
とわかっている私の深いところにある意識が、
警察関係の情報を私に見せてきたのでしょう。

さらに事故でも起こそうものなら、
絶対に不利な立場に追いやられそうです。

ガソリンスタンドでことの重大さに気づくまで
全然見えてなかったものが、
いつもよりもはるかに鮮明に次々と目に
飛び込んできました。

特に捕まると、
経済的にも精神的にも痛い目に合うので、
いつになく極めて鮮明な映像でした。
同じようなご経験をされた方も
おられるかもしれませんね。

そこで考えた”逆の発想”

・・・ということは、
「逆の発想」を持ったらどうなるだろう、
と考えてみました。

「自分にとって運のいいコト、役に立つこと
ばかりを考えていれば、
そのいいことにプラスとなるものや、
運のいいコトだけが目に飛び込んでくるん
じゃないか?」と考えてみたのです。

意識的に探すのではなく、
ただそう考えて、
無意識に目に入るようにしたのです。

すると、
先ほどの警察車両や警官がやたら増えたのと
同じことが起こりました。

前から探していた表現や考え方が、
そのとき読んでいる本から簡単に
見つかったのです。

「それ、ここだよ!」と言わんばかりに・・・。

以前読んでいた時は、
別のところに線が引かれていて、
この部分に全然気がつかずに
読み飛ばしてしたこともわかりました。

「これ、もっともっと使えるんじゃないか!」
という楽しい気持ちになり、
それからこの不思議な力を味方にしています。

こんなことがわかってくると、
本当に日々の生活が楽しくなりますね。

不思議ですが、
自分の望むことにつながるチャンスの方から、
こちらに飛び込んできてくれるのです。
こんな素晴らしいことはないですよね!

でも、
「そんなことあるワケないだろ!」
「そんなのは単なる思い込みだ!偶然だ!」
と思っている人には、
本当にこういったことは起こらないみたいです。

「そんなことあるワケがない」ということを、
自ら実証する生き方を始めてしまうからだ、
という話を聞いたことがあります。

以下に掲げた文章も、
読んでいた稲盛和夫さん(京セラ創業者)の
本で見つけました。

これも素晴らしいタイミングでした。
ご参考までに最後に書き添えておきます。

「世の中のことは思うようにはならない・・・
私たちは人生で起こってくるさまざまな
出来事について、
ついそんなふうに見限ってしまうことがあります。
けれどもそれは、
「思う通りにならないのが人生だ」と
考えているから、
その通りの結果を呼び寄せているだけのことで、
その限りでは、
思うようにならない人生も、
実はその人が思った通りになっている
と言えます。」
(「生き方」(p.39)稲盛和夫著より)

免許証不携帯から学んだことでした。

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