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香道は楽しいお遊びです♪
こんにちは。和ごころ本舗 さそら の村嶋よしえです。
11月も半ばだというのに、気温が22度という温かさ。朝夕との寒暖差が激しくなってますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?
さて、先日の日曜日に毎月恒例の我が家でのお香の会がございました。
秋ならではのお香で遊んでいただきました。
『龍田川香』
ちはやふる 神代も聞かね 龍田川 唐紅に 水くくるとは
在原業平の和歌がもとに作られた遊びです。
しかも、盤ものとして復活させたので、見た目もとてもきれいです。
参加なさった方はもみじの散った、龍田川がきれいだったことでしょう。
ただ、香りを当てられないと、龍田川にもみじを散らすことができないので、頑張って香りを当てなければいけません。
手持ちのもみじは八枚。
香りを三つ覚えておいて、本番は五つの香りを聞き分けます。
当てた香りによって、散らすもみじの枚数も違ってきます。
難しそうで、難しい遊びです(笑)
が、思っていたより、たぶん皆様当たったのではないかと思います。
香道の遊びは、こうやって話を聞いてもちっともわかりません💦
こればかりは体験してみないと、香りを楽しむことも、遊びを楽しむこともできないのです。
そして、すごいのは、香道の遊びはものすごくたくさんあるということ!!!
和歌をもとに作られている遊びはもちろん、季節の遊びもございます。
11月に行ったのは、百人一首の業平の和歌がもとに作られてます。
来月12月に行うのは季節の遊びです。『冬至香』をいたします。
そして、先月させていただいた遊びは、私が創作した「杉玉香」というものでした。
これは香りを当てると日本酒が一献頂けるというもの。
しかも三軒の酒造会社のお酒を用意して、うまくお香を当てれば全部飲み比べができるというもの。
一軒のお酒しか飲めない可能性もあるという、なかなか面白いものでした。
しかも、創作なので、まだまだ違う遊び方の提案も出て、会話も膨らみました。
遊び方は伊勢物語、源氏物語、万葉集など和歌をもとに作られたもの、季節のもの、創作ものというように、数限りなくあるのです。
日本で生まれ、伝わってきた文化です。
武家流のお香も粛々として、静かな中で香りを楽しむ、厳粛な雰囲気が楽しめます。
わが「桜月流」はお家流、貴族の中で伝わってきたものです。
貴族たちは当時こんな風に遊んでいたのでは?という遊び満載の雰囲気で遊んでいただきます。。
おしゃべりも質問も、写真撮影も、正座でなくても、何でもありです。
ただし、香りを持ち込むのはご法度。香水とかはご遠慮いただいてます。
床の間にお花も飾らないくらい香りには気を使ってます。
食事も気を付けて臨んでいただければと思います。
カレーとかニンニクの入ったものを食べてしまうと、自分自身、香りを聞き分けにくくなるのです。
でも、言えばそれだけ気を付けて参加すれば、あとはなにも必要ありません。
さあ、少し興味湧いてきましたか?
ちょっと気になった方、和ごころ本舗さそらにて、12月のウェブチケット売っております。
是非一度、体験にいらしてみてください。
https://tsuku2.jp/events/eventsDetail.php?ecd=01710270121998
今回遠方からいらしてくださった方も「遠かったけど、来た甲斐がありました。というか、また、来ます!!」と言っていただけました。
さあ、自分の『鼻』と『感性』を試しに、そして、良い香りを聞きにいらしてくださいませ♪
お申込み、お待ちしております。
今回はなんだか、お香の会のご案内になってしまいましたね💦
最後まで読んでいただきありがとうございました。
寒くなってまいりますので、皆様どうぞご自愛くださいませ。
ではまた、ごきげんよう♪