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メールマガジン バックナンバー
同じものを見ている?
同じ場所にいて、
同じ景色を見ている。
でも私たち、本当に
同じものを見ているのかな?
今月、AbiアートLabでは
「線」を活動のテーマにしているので、
スマホの写真を見返してみました。
ありました!ありました!
3年くらい前の写真もあります。
もちろん、その頃から
「線を集めよう!」と思っていたわけではありません。
その時々で、
「なんかいいね〜」
と思って撮っていたものです。
それを今、「線」という視点で集めてみたら、
あら、線がいっぱい!
でも、私は線に興味があったわけじゃなかった。
私の目が選んでいたのは、
「なんか気になるもの」
だったんです。
じゃあ、ほかの人の目は何を選んでいるんだろう?
たとえば、航空写真家のルーク・オザワさん。
空を見続けて、飛行機と雲、光、風景が出会う一瞬を待つ。
以前、その撮影の様子を見ていたら、食事はバナナ一本!
「そこまで待つの〜!」と思いました(笑)
でも、ルークさんの写真を見ると、
「こんな景色があったんだ!」
と思うんです。
空なら私も毎日見ています。
飛行機だって目で追うことがあります。
でも、私には見えていなかった景色を、
ルークさんは見せてくれる。
それって、その人の「目」をちょっと借りて、
世界を覗かせてもらっている。
同じものを見ても、
何に注目するかが違う。
何を選ぶかが違う。
だから、そこから生まれるものも違う。
個人が違うから、おもしろい。
「違いを楽しむ」って、
ただ、
「人それぞれでいいよね」
ということだけではない。
自分とは違う人がいるから、
自分一人では気づかなかったものに出会える。
自分にはなかった見方を知ることができる。
違う人がいると、世界が増えるでしょ。
アートの鑑賞会でも同じです。
同じテーマで、
同じ画材を使っても、
出来上がるものはみんな違う。
「どっちが上手?」
ではなく、
「あら!あなたは、そこを選んだのね」
と見てみる。
すると、作品だけじゃなく、その人が見ていた世界まで、ちょっと覗かせてもらえる気がします。
それがおもしろい。
今日、あなたの目は
なにに惹かれてたのかな?