AbiアートLab|感じる力を育むアートの実験室|神奈川県逗子

ABOUT US

私達について

AbiアートLab|“感じる”をカタチにするアート体験を、あなたへ。

AbiアートLab は、子どもから大人まで、
誰もが自分らしくアートで自己表現できる場所です。

臨床美術士・美術教育歴43年の講師として、絵の上手い下手に関係なく、
「安心して創作できる時間」と「安らぎの空間」をあなたにお届けします。

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■ 私の原点

代々続く画家の家に生まれ、3歳から制作のモデルとして創作の現場に立ち会ってきました。
3人の作家が異なる視点で制作する様子を日常的に体感しながら、
「表現の自由さ」「視点の違いの面白さ」を肌で学んできました。

光や影、植物の揺らぎ、色彩の移ろい――日々の中にある小さな変化に
敏感に心を動かす “感性” は、幼少期からの私の大切な財産です。

水彩画・油絵・日本画を学び、特別支援学校・公立中学校の美術教師として教壇に立ちました。

2008年に臨床美術と出会い、それまでの「完成された作品」より
「五感に刺激された内なる思いを自由に表現する」ことの大切さに胸を打たれました。

長年、支援学級、不登校の子どもたち、発達に課題を抱える子どもたちと向き合いながら
深く実感してきたのは――
「人は、評価されることで成長するのではなく、自分を認めることで花開く」 という真実でした。
その心の変化や、人同士のつながり、そして“生きる力”がゆっくり育まれる瞬間に、
私は何度も立ち会ってきました。AbiアートLab は、そうした私の人生の集大成であり、原点なのです。

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■ アートエンパワメントがもたらす「在り方の変容」

私が提唱する**「アートエンパワメント」**とは、
“アート” + “エンパワメント(力を取り戻す・自分を生きる力が湧く)”という造語です。

これは、「アートで本来の力を取り戻す」
「アートで未来へ進む力が湧く」
「アートで在り方が変わる」というニュアンスを込めています。

AbiアートLab では、アートを通して “自己表現” と
“自己治癒力(セルフヒーリング)” を育むことを大切にしています。

– アート制作は、手を動かし、色を選び、形を組み立てるように、
 知らず知らずのうちに感動・思考・判断・選択・試行などを循環させながら、
 目に見えない感情を “可視化” しています。

– 普段は言葉にならないモヤモヤや、言葉にするのがむずかしい気持ちが、
 筆や色の揺らぎのなかにそっとあらわれる。

– そうした “見えにくい心の声” を丁寧に受け止めることで、
 自分自身を認め、安心感を取り戻す――それが “自己治癒力” です。

そして、それは、AIには決して代替できない、人間の尊い力だと私は信じています。
AbiアートLab の “手から描く表現” は、デジタルでは味わえない、
五感と心に直接届く「リアルな感覚」。

あなたが “いまの自分” と、静かに向き合う時間。
その時間こそが、心の深い部分を整え、
思考と感情をつなぎ直す、大切なプロセスなのです。

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■ AI時代だからこそ — 感性と心を育てる

いま、生成AIが急速に進化し、誰もが簡単に“結果”を得られる時代。
でも、AIには「感じる」「共感する」「愛する」という“心の領域”はありません。

AIが答えを出す時代だからこそ、私たち人間には、
– 世界に問いを投げかける力
– 人の言葉に寄り添う力
– 自分の感覚で世界を感じる力
が、これまで以上に求められている――と私は考えます。

AbiアートLab では、AI × 感性 という融合を肯定しながら、次のようなバランスを大切にします。

• AI   : 自分の想いや感情を言語化し、 自己理解を深める。自分を知る鏡として活用
結果重視。目的のために最適な解を導き出す知性。

• アートエンパワメント : 自分の感性を 安心して表現し、自己肯定感を取り戻す。
         過程重視。手の動き、感触、色の重なりから感情が動き出す体験。 

AIが知性を担うなら、アートは心の知性(感受性・自己肯定感)を育てます。
この両方をバランスよく育める人こそ、これからの時代に人を導けるリーダーであり、
子どもたちの未来に希望を灯せる大人です。

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■ 未来への教育と癒しのビジョン
子どもたちは、大人が思っている以上に深く、やさしく、強い力を持っています。その力が自然にひらくのは、大人が完璧になることでも、指導が上手になることでもなく、ただ、その子の世界を信じて寄り添える「在り方」が育ったときです。

私は、43年の教育経験と臨床美術のスキルを土台に、こう願っています。
• AIの力を正しく活かしながら、人の温もりや共感を失わない教育を。
• 子どもたちが “正解を出す” よりも、“感じて、表現する” ことを誇れる社会を。
• 教師・親・支援者自身が、自分を認められる場所を持ち、 安心して学び、成長できる環境を。

それが、これからの時代に残したい「やさしい社会の原型」です。
AbiアートLab は、手の温もりと色彩の優しさで、人の心と感性を整える “場” です。
そこから、安心と希望、つながりと創造が広がっていく――私は、その未来を、心から描いています。

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■ 市民活動からオンラインまで、リアルとデジタルの両立へ

2017年からは「アートコミュニティ逗子」という臨床美術のサロンを月1回、市民交流センターで開催しています。
参加者は、4歳の子どもから70代の方まで。発達障害、うつ傾向、認知症の方も安心して表現できる場をリアルで提供しています。

また、オンラインでも活動を広げており、以下のような取り組みを行っています。

臨床美術ワークショップ(Zoom)
コミュニケーションカード・ベーシック講座
オンラインイベントへの出店
SNSを通じた臨床美術の啓発
AbiアートLabは、今後さらにオンラインでの展開も強化していきます。全国どこにいても、どんな方でも、自分を表現し、整え、癒す場を届けたい。その想いを大切にしています。

■ 最後に|笑顔の力を、信じている

私にとって、なによりの喜びは「人の楽しそうな笑顔」を見ることです。
その笑顔は、安心・安全な環境の中で、「自分らしさ」を認め合えることで生まれると信じています。

特に子どもたちの、キラキラとした好奇心にあふれるまなざし――
その瞬間に立ち会うたびに、アートの力と人の可能性を信じたくなります。

アートは、誰の中にもある“表現したい”という気持ちを引き出すツールです。
AbiアートLabでは、それぞれの「ありのまま」と出会えるよう、200以上の臨床美術プログラムからご提案いたします。

どうぞ、あなただけの表現の一歩を、ここから一緒に始めてみませんか?


◆公式インスタグラム
https://www.instagram.com/abiko_misato/

粘土を使った版画

AbiアートLab

かぶの色はお花紙をちぎって重ねていきます。 お花になるだけじゃない! 重なる色が美しい

描いたバナナを色の紙と重ねて切り抜き、台紙に構成するとまた雰囲気が変わって面白い!