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なぜその言葉から、その人の意識レベルがわかるのか?(その2)
話す「言葉」の差は「意識」の差
株式会社往来庵 潜在能力召喚師の菊地克仁です。
今回は、
【自分の中にある基準で考える人】と
【人の評判など、外部からの基準で考える人】
の使う言葉の違いについて、
お伝えしたいと思います。
あなたは、
「何かいい服でもあれば買おうかな・・・」
と考えながら、
お友達とブティックに入りました。
その場である服を買うことにしました。
その時、
どちらで考える傾向が強いと思いますか?
A)「試着したとき、
これが一番私に似合うと思ったので、
これに決めました。」
B)「一緒にいた友達や店員さんが、
『これが一番いい』と言ってくれたので、
これに決めました。」
何気ない言葉に、
心の奥底にある意識が出てくるものです。
これらの意識は、
次のような、
無意識に話している会話の中に
如実に表れてきます。
Aさん:
「これって絶対○○だと思わない?ね!
誰だってそう感じるよね!」
Bさん:
「これって他の人が見たら、
どう見えるのかなぁ!」
自分の中にある基準で考える傾向の強い
Aさんは、
できるだけ情報を集め、
自分の価値観や信念などに照らして、
ものごとを決めようとする姿勢が
強いことがよくわかります。
「私がこれでいいと思ったんだから、
これでいいの・・・」という姿勢です。
一方、
他者からどう見えるかとか、
外部からの評価で考える傾向の強い
Bさんは、
他の人からの印象や、
外部の眼や評判はどうなのか、
といった視点で考え、
ものごとを決めようとしていることが
わかります。
あなたはどちらの軸足が強いでしょうか?
これは、
どちら側に軸足が寄っているから
良いとか悪いとか、
という問題ではなく、
「その状況下にあるときに、
どちらの視点に立つ自分がいるのか、
知っておいてくださいね。」
・・・という意味です。
これは、
ご自分のことを
第三者の目で見ることにも
つながります。
では、
自分の内側の基準(内的基準)で
考える傾向の強いAさんは、
普段から、
どんな言葉を使うと思いますか?
「あなたも、○○だと思いませんか?」
「私があなただったら・・・」
「あなたも当然○○だろうと、
お感じになると思いますが・・・」
「既にお分かりだと思いますが・・・」
「これから先は、
ご自身でお決めになることですよね」
「もっと情報が欲しいですね」
こんな言葉や表現を使うのです。
これらはすべて、
自分の内側にある
一定の基準や価値観に基づく意識や
行動をあらわしている表現です。
「自分がそうだから、相手もそうだろう・・・」
といった、
自分の無意識にある前提を
言葉にあらわしたものと言えるでしょう。
では、
他者の基準(外的基準)で
考える傾向の強いBさんは、
どういう言葉を使うのでしょうか?
「これは皆様から、
大変ご好評をいただいているものです。」
「これが一番のお薦めになります。」
「この分野の専門家のご意見では・・・」
「数多くのフィードバックによると・・・」
「あなたは(世間一般的に見て)、
○○すべきだと思います。」
こんな言葉や表現を使うのです。
これはその判断基準を、
自分以外の世界(外的基準)に
置いていることがわかります。
自分の判断よりも、
周囲の人や、
専門家の意見や評判を
気にしながら、
簡単に言えば、
他人の眼を気にしながら、
決めていこうとする姿勢です。
「周りの人の眼や評判、
関係者の考え方をよく理解して、
賛同を得ながらやらないとダメ!」
という前提があることがわかります。
例えば、
この方はよく以下のような質問をします。
「ねえ、
私って人の眼を気にしているように見える?」
こういった姿勢の違いは、
こちらからの簡単な質問で、
知る方法もあります。
次の質問です。
「うまくいったとき、
『これはうまくいったなぁ・・・』って
どうやって判断しますか?」
自己の基準で考える傾向の強い人は、
以下のようなことを言うでしょう。
「自分の中に湧き上がる達成感で
わかります。」
「何となく自分の中で感じるんですよね。」
「自分で『やったぁ!』と思える瞬間が
あるんです。」
「うまくいったときに胸に手を当てると、
何か違う感じがするんです。」
「自分の心の中に、
『うまくいった!』という囁きが聞こえる
気がするんです」
これらの言葉には、
自分内部の感覚(内的基準)に
従う姿勢があらわれています。
他者の基準で考える傾向の強い人は、
以下のようなことを言うでしょう。
「大きな拍手と歓声をいただけたので・・・」
「上司から(先輩から、先生から)良かった
と言ってもらえたので・・・」
「アンケート結果のコメント欄を見て・・・」
「尊敬する先生方から、
お褒めの言葉をいただいたので…」
「私への周囲の方々の対応が
変わったので・・・」
これらは、
自分自身の判断というよりも、
周囲の方々の反応に軸足のある姿勢です。
極端に言えば、
周りからダメと言われれば、
自分は価値がない存在だし、
褒められれば、
自分は価値ある存在だ、
という考え方です。
世の中では、
こうした外的な基準に
うまく反応していけば、
リスクも少なくて済むし、
イヤな思いもしないで済む、
と考えている方々もたくさんいると思います。
生き方は自分で決めていくものです。
ここで一番お伝えしたいことは、
どちらが良いとか悪いとかではなく、
生き方は自分で選べますよ!
ということです。
無意識に口から出てくる言葉から、
その人の本音部分がわかります。
それがわかれば、
コミュニケ―ションの質を変えること
もできるでしょう。
あるいは、
自ら発した言葉から、
気がつかなかった自分のことを、
より深く知るチャンスに
なるかもしれません。
これは、
将来に向けた自身の成長には
欠かせないことだと言えるでしょう。
つまり・・・
何気ない言葉には、
実は「セルフチェック」の知恵が
隠されているのです。
この「セルフチェック」に使える言葉
については、
後々、
触れていきたいと思います。
次回は、
ものごとを決める際に、
将来を見すえて決めようとするのか、
過去の経験から決めようとするのか、
つまり、
未来と過去の
どちらに軸足を置いて
考えていく姿勢が強いのか・・・
といったことがわかる言葉について、
触れていきたいと思います。
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