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メールマガジン バックナンバー
教室の色
「あなたにとって黒とは?」
今週は、そんな問いから
黒についてあれこれ考えています。
黒い壁。
漆の黒。
黒い陶器。
黒い服。
同じ黒なのに、
感じることはずいぶん違います。
そんなことを考えていたら、
そもそも私たちは、
一色だけを見ることって
あるのかな?
と思いました。
空を見ても、
青だけではありません。
木々や建物や雲があって、
光や影もある。
黒い服だって、
肌や髪の色、
周りの景色と一緒に見ています。
私たちの日常は、多色!
なのに、
「黒ってどんな色?」
と、一色だけ取り出して考えている。
考えてみれば、
なかなかの難行です(笑)
色は、
隣にどんな色があるかによっても
見え方が変わります。
「あまり好きじゃないな」
と思っていた色が、
組み合わせを変えた途端、
「あれ?
こんなにきれいな色だった?」
と、急に主役になることもあります。
それを見ると、
学校で生徒たちと過ごしていた頃のことを
思い出します。
その子らしさが、
今いる場所ではまだ見えていなくても、
場所が変わったり、
一緒にいる人が変わったり、
やることが変わったりすると、
「こんな表情をするんだ!」と
驚くくらい生き生きすることがありました。
「この子が煌めく場所が、
きっとあるんだろうな〜」
そんなふうに思っていました。
色にも人にも、
その魅力が活かされる
組み合わせや環境がある。
そう考えると、
一色だけを取り出して
「あなたにとって黒とは?」
なんて考えていた私は、
ずいぶん難しいことを
していたのかもしれません。
さて明日は、
考えるのをやめて
黒い紙と遊んでみようかな。