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【昭和レトロ】喫茶店のナポリタンは、なぜあんなに美味いのか?赤い調味料の裏戦略
皆さま、こんにちは。
セレクト・グッズ研究所です。
さて、先週はトマトソースが「ナポリタン」
という言葉になるまでの歴史を紐解いてきました。
今週のテーマは、
「喫茶店に大きく普及したナポリタンと、
それを裏で支えた『カゴメ』の戦略」です!
昭和の喫茶店で食べた、
あの濃厚でどこか懐かしいナポリタン。
実は、日本の「ある調味料の進化」がなければ、
私たちはあの味に
出会えていなかったかもしれません……!
本日は、日本のケチャップ文化を切り拓いた
カゴメの歴史とイノベーション、
そしてライバル・デルモンテとの
決定的な違いに迫ります!
1. カゴメの歴史とケチャップ普及の背景
日本のトマトケチャップの歴史は、
明治時代に
愛知県の農家・蟹江一太郎(カゴメ創業者)が
西洋野菜の栽培を始めたことからスタートします。
🍅 ケチャップ開拓のクロニクル
・1899年(明治32年)
蟹江一太郎がトマト栽培を開始
・1903年(明治36年)
国産初のトマトソース
(のちのケチャップ)を開発
・1908年(明治41年)
国産初の「トマトケチャップ」発売!
・1966年(昭和41年)
日本初の
「プラスチックチューブ容器」ケチャップ発売
☕ 洋食文化&喫茶店ブームとの化学反応
大正から昭和初期にかけて洋風レストランや
デパート食堂が急増。
そして戦後、空前の「喫茶店ブーム」が到来します!
ゆで置きのスパゲッティとケチャップを
フライパンで炒めるだけで
素早く提供できるナポリタンは、
忙しい喫茶店のマスターにとって
救世主のようなメニューでした。
こうして「ナポリタン」は
喫茶店の絶対的エースへと上り詰めたのです。
2. カゴメのヒットを決定づけた「3つの裏戦略」
カゴメが単なる一メーカーを超えて
「国民的調味料」になれたのは、
巧みなマーケティング戦略が
あったからでした。
① 六角形瓶でブランディング(明治〜大正)
当時の輸入ケチャップは超高級品。
カゴメは目印として
「六角形のガラス瓶」を採用し、
「カゴメ=高品質で信頼できる」という
ブランドイメージを確立しました。
② 激震のイノベーション!
「チューブ容器」(1966年)普及における
最大の転換点が、
プラスチックチューブ容器の登場です。
瓶とチューブ、ここが違う!
ガラス瓶: 出しにくい、重い、割れる
(家庭には少しハードル高め…)
チューブ: 軽い、出しやすい、割れない!
オムライスに文字やお絵かきができる!
この容器改革により、
ケチャップは「プロの調味料」から
「どこの家庭の冷蔵庫にもある日用品」へと
一気に化けたのです。
③ メニュー提案型マーケティング
カゴメはケチャップという「モノ」ではなく、
「おいしい体験」を売り出しました。
「焼きケチャップ」の提案
「ケチャップを油でしっかり炒めると、
酸味が飛んでコクと甘みが引き立つ!」という
調理法を提唱。
これがまさに、ナポリタンを劇的に美味しくする
魔法のテクニックとなりました。
現代でも
大規模イベントを開催し、
外食・喫茶店業界と一緒に
ナポリタン文化を
盛り上げ続けています。
3. カゴメ VS デルモンテ!味と戦略の決定的な違い
日本のケチャップ市場を
牽引してきた
2大巨頭「カゴメ」と「デルモンテ」。
実は、目指している方向性が大きく異なります!
比較項目
カゴメ(KAGOME)
ルーツ国産パイオニア(愛知発祥)
デルモンテ(Del Monte)
アメリカ発祥のグローバルブランド
味の特徴
カゴメ(KAGOME)
甘みと旨味が強くマイルド
(日本の米食・和製洋食にベストマッチ)
デルモンテ(Del Monte)
トマト本来の酸味とコク
(本場アメリカ風のスパイシーさ)
得意分野
カゴメ(KAGOME)
昔ながらの洋食・喫茶店ナポリタン
デルモンテ(Del Monte)
洋風レストラン・本格ホテルピザなど
ブランド像
カゴメ(KAGOME)
「親しみやすい家庭の味」
デルモンテ(Del Monte)
「完熟トマト・本格派」
💡 徹底的な「日本人の舌」へのチューニング
アメリカ発のケチャップがしっかりとした
酸味やスパイス感を前面に出すのに対し、
カゴメは
「酸味控えめで、旨味と甘みが引き立つ味わい」を
追求しました。
これが、「炒めることで甘みが爆発する」
ナポリタンに完璧にフィットしたのです。
また、「喫茶店で食べたあのナポリタンの味を、
家でも作ってみたい!」と思わせ、
家庭用チューブケチャップの
購入に繋げるという
見事な相乗効果を作り出しました。
ナポリタンが国民食になった背景には、
時代の波に乗った喫茶店文化と、
日本人のために味と容器を進化させ続けた
カゴメの情熱があったんですね。
読んでいるうちに、
無性にあの濃厚なナポリタンが
食べたくなってきたのではないでしょうか?
今夜の晩ごはんは、ケチャップをしっかり炒めた
「焼きケチャップナポリタン」で決まりですね!
それでは、次回のメルマガもお楽しみに!
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