AbiアートLab|感じる力を育むアートの実験室|神奈川県逗子

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「いただきます」で涙が出た日

先日、テレビを見ていて
とても印象に残った言葉がありました。
「日本では落とし物が持ち主のもとへ戻ってくることが多い。
それは、日本人の中にアニミズムの考え方が
受け継がれているからではないか。」という話です。

アニミズムとは、
山や川、木や石、生き物など、
自然のあらゆるものに命や魂が宿る
という考え方です。

日本では昔から、
「八百万の神」という言葉があるように、
自然や身の回りのものにも
心を向けて暮らしてきました。


先日、テレビをなにげなくつけていたら
「いただきます」と言う声が!
瞬間、涙が出てきて
もうビックリでした。


理由はわかりません。

身体の奥の何かが
反応したんです。


「いただきます」は、
ただの食事のときの挨拶ではありません。
食事を作ってくれた人への感謝。
野菜を育ててくれた人への感謝。

そして、
自分の命をつないでくれた
動物や植物への「いただきます」


たくさんの「ありがとう」が詰まった言葉です。
海外には、
食事の前後に神様へ感謝する文化はあります。
でも、
「いただきます」や「ごちそうさま」のように、
自然や命そのものへ感謝を表す言葉は、
日本ならではとも言われています。

お米には八十八の神様がいる。

そんな言葉が自然に語り継がれてきた
日本らしい感性は
今も、私たちの中にしっかりある。

だから落とし物が戻ってきたり、
「いただきます」「ごちそうさま」が
当たり前のように交わされる日常。


ジブリ映画にでてきた「顔無し」は、
日本人には自然に伝わるけれど、
海外では文化的な背景が違うため
受け止め方が大きく違うとか…。


目に見えないものを感じる。
自然や命に心を寄せる。

そんな感覚は、
何万年もかけて受け継がれてきた、
日本人のDNA。


私は、絵を描いていると
不思議な気持ちになるんです。

新しい何かを楽しみながらも、
ずっと昔から受け継がれてきた感覚に
つながっていくような感覚。

目に見えないものが、
私の中を通して
見えるものになる。


無意識に選んでいるのも
なにかDNAにある感覚かもしれないなぁ。

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