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【毎日世界で4,000万本】 なぜ「ヤクルト」は国境を超えて愛されるのか?

皆さま、こんにちは。

セレクト・グッズ研究所です。

今や日本の家庭だけでなく、

世界中の街角で見かける「ヤクルト」。

実は毎日、世界中で数千万本
(※現在は約4,000万本以上!)もの

ヤクルトが飲まれているのをご存知でしょうか。


単なる美味しい乳酸菌飲料としてだけでなく、

なぜこれほどまでに世界中で深く愛されているのか――。

そこには、

激動の時代に生まれた一人の医師の

「壮大な執念」と、

時代を先取りした

「常識破りのマーケティング戦略」がありました。

今回は、知っているようで知らない

「ヤクルト」の感動的なグローバル成功の歴史

を紐解きます。



1. 誕生の原点:1人の医師の「予防医学」への情熱


舞台は1930年代の

京都帝国大学(現・京都大学)医学部。

ヤクルトの物語は、ここから始まります。

当時、日本はまだ衛生環境や栄養状態が悪く、

多くの子供たちが感染症で命を落としていました。

その悲惨な現実を目の当たりにし、

深く胸を痛めていたのが、

創始者である代田 稔(しろた みのる)博士です。

博士は強くこう考えました。

「病気になってから治療するのではなく、

病気にかからない体をつくる(予防医学)べきだ」


そして研究の末、

博士は「腸を丈夫にすることが

健康で長生きにつながる(健腸長寿)」

という確信に至り、

腸内で有用な働きをする

乳酸菌の強化・培養に成功します。

これこそが、

今もすべての製品の核となっている


「乳酸菌 シロタ株」です。



「誰もが願う健康を、

誰もが手に入れられる価格で届けたい」

この熱い願いを胸に、

1935年、福岡市で製造・販売がスタートしました。

ちなみに「ヤクルト」という名は、

国際共通語を目指して作られたエスペラント語で

ヨーグルトを意味する「ヤフルト(Jahurto)」を

ベースにした造語。

誕生の瞬間から、すでに「世界」を見据えていたのです。



2. 国内での大躍進:常識破りの「手渡し」が生んだ信頼


ヤクルトが日本で圧倒的な国民的飲料となった背景には、

1963年に本格始動した伝説的な仕組みがあります。


そう、「ヤクルトレディ」によるお届けシステムです。


当時としては画期的だった

「主婦による家庭への訪問販売(婦人販売店システム)」は、

単に商品を届けるだけの流通網ではありませんでした。


①顔の見える信頼関係 : 地域の家庭に深く入り込み、

健康の相談に乗り、

情報を提供する「対面販売」

②女性の社会進出を支援: 当時、働く場が限られていた

女性たちに自立の機会を提供


店に並べて買ってもらうのを待つのではなく、

一軒一軒のドアを叩き、手から手へと手渡す。

この「ヒューマンタッチ(人間味のある繋がり)」の

スタイルが、日本の生活習慣に深く根ざしていきました。




3. グローバル展開:「菌を飲む文化」を世界へ


1964年の台湾進出を皮切りに、

ヤクルトは世界へと羽ばたきます。

しかし、海外での進出は

一筋縄ではいきませんでした。

なぜなら、

欧米やアジアの多くの地域には、

当初「菌を飲む」という概念

そのものがなかったからです。

むしろ「菌=体に悪いもの」という

抵抗感を持つ人さえ少なくありませんでした。


ここでヤクルトが取った戦略は、

商品を売ることではなく

「文化とエビデンスを伝えること」でした。


①徹底した徹底した啓発活動:

地道なセミナーやパンフレット配布で

「予防医学」の重要性を教育


②科学的根拠(エビデンス)の提示:

医療関係者へのアプローチを徹底し、

科学的に信頼される地位を確立。


そして日本と同様、海外でも

現地の「ヤクルトレディ」たちが

大活躍します。

それぞれの国の文化や生活習慣に

寄り添いながら、

地道に、確実に信頼の輪を広げていきました。



■ まとめ:「代田イズム」という最強のブレない軸


ヤクルトが地方の小さな研究所から、

世界的なグローバル企業へと成長できた理由。

それは、「乳酸菌で世界の人々の健康を守る」という

代田博士の志(代田イズム)が、

創業から90年近く経った今も、

国境を超えて一貫しているからに他なりません。

「安価で高品質な健康飲料」という製品の力。

そして、消費者一人ひとりと信頼を紡ぐ

人の力(ヒューマンタッチ)。


この2つが掛け合わさった時、

ビジネスは時代も国境も超える強力な資産になる

――ヤクルトの歴史は、私たちにそんな大切な

ビジネスのヒントを教えてくれている気がします。



毎日の健康のパートナーとして、

明日の朝は、そんな歴史のロマンが詰まった一本を

味わってみてはいかがでしょうか?



それでは、また次回のメルマガでお会いしましょう!


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