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【七夕の奇跡】カルピス100年の物語。あの水玉模様に隠された「夜空の秘密」とは?
皆さま、こんにちは。
セレクト・グッズ研究所です。
突然ですが、皆さまは「カルピス」
と聞いて何を思い出しますか?
キンキンに冷えたグラス、どこか懐かしい
甘酸っぱさ、そして、あの爽やかな「水玉模様」。
日本で100年以上愛され続けているカルピスですが、
その誕生の裏には、一人の男の情熱と、
内モンゴルでの運命的な出会い、
そして時代を映すデザインの変遷という、
非常にドラマチックな物語が隠されています。
本日は、いつものカルピスが少し特別に感じられる
「3つの秘密」をお届けします。
1. カルピス誕生の背景:モンゴルで命を救った「奇跡の出会い」
カルピスの生みの親は、
三島海雲(みしま かいうん)という人物です。
── 運命の「酸乳」との出会い
明治時代、ビジネスのために内モンゴル
(現在の中国内蒙古自治区)に渡った海雲は、
長旅の疲れから体調を崩し、生死の境をさまよいます。
その時、現地の人から「これを飲みなさい」
と勧められたのが、家畜の乳を乳酸菌で発酵させた
「酸乳(さんにゅう)」でした。
これを飲み続けると、海雲の体調は劇的に回復!
その美味しさと健康効果に深く感動した彼は、
こう強く心に誓い、帰国します。
「この素晴らしいものを、
日本の人々の健康のために役立てたい!」
── 試行錯誤の末のデビューと「名前の由来」
帰国後、海雲は研究を重ね、
100%体に良いものだけで作った飲み物を開発。
1919年(大正8年)7月7日、まさに「七夕の日」に、
日本初の乳酸菌飲料として
「カルピス」が発売されました。
ちなみに、
名前の由来は意外な組み合わせからできています。
「カル」 = 体に嬉しい カルシウム
「ピス」 = サンスクリット語(古代インドの言葉)で
最高位の美味しさを意味する 「サルピス(熟酥)」
これらを組み合わせ、語感の良さから
「カルピス」と名付けられました。
2. トレードマーク「水玉模様」の誕生秘話
カルピスといえば、
あの爽やかなドット柄(水玉模様)ですよね。
実はこれ、単なる可愛いデザインではなく、
「発売日」に深い関係があるのです。
── 始まりは「天の川」の星くず
カルピスが発売されたのは、
前述の通り「7月7日の七夕」です。
1922年(大正11年)、この発売日にちなんで、
青い夜空に浮かぶ「天の川の銀河の星くず」を
イメージしたデザインが採用されました。
これが水玉模様の始まりです。
── 色が「反転」した理由
実は、昔と今では色が逆だったのをご存知ですか?
大正時代(初期): 青い夜空に白い星がまたたく
様子を表した「青地に白い水玉」
昭和〜現在: より爽やかで清潔感のある印象を
与えるため、
色を反転させた「白地に青い水玉」
現在でも、あの水玉は単なる模様ではなく、
「体に良いこと」「心のピース(平和)」を
届ける象徴として受け継がれています。
3. 「初恋の味」から国民的飲料へ、100年の歩み
大正時代に誕生したカルピスは、
激動の時代を乗り越えて進化を続けてきました。
【戦前・戦中】「初恋の味」という甘酸っぱい旋風
大正11年、「初恋の味」という伝説的なキャッチコピーと
共に大ヒット。
栄養価の高さから、
軍の健康管理や贈り物としても重宝されました。
【戦後・昭和】お盆の集まり、特別なギフトの定番へ
日本の経済成長と共に、お中元やお歳暮の
「定番ギフト」として定着。
一般家庭でも「お盆に親戚の家で飲む
特別なジュース」として、
子どもたちの憧れの的になりました。
【平成・令和】時代に寄り添う変革
1991年、薄めずにすぐ飲める
「カルピスウォーター」を発売し、爆発的ヒットを記録。
現在は、糖質オフ、フルーツフレーバー、
さらには健康をサポートするサプリメントなど、
時代に合わせて形を変えながら、
今も日本の国民的飲料として君臨しています。
編集後記
内モンゴルの大自然で生まれた知恵が、
日本の「七夕」のストーリーを纏って、
今も私たちの手元にある──。
そう思うと、いつものカルピスが少し特別に、
そしてもっと愛おしく感じられますね。
今夜は久しぶりに、
あの青と白の水玉ボトルを手に取ってみませんか?
それでは、また次回のメルマガでお会いしましょう!
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