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【“赤いチョコレート”の謎を解く】なぜアフリカの「ガーナ」なのに、CMは「スイスのホルン」なのか?
みなさん、こんにちは。
いつもメルマガをお読みいただき、
ありがとうございます。
セレクト・グッズ研究所です。
突然ですが、誰もが一度は口にしたことがある、
ロッテの「ガーナミルクチョコレート」。
あの真っ赤なパッケージを思い浮かべるとき、
頭の中にあの「音」が流れませんか?
「ロッテ、ガ〜ナ〜♪」(パラララ〜ン♪)
アルプスの山々を連想させる、
あのスイス風の「アルプホルン」の音色です。
ここで、ひとつの素朴な疑問が浮かびます。
「舞台はアフリカのガーナ共和国なのに、
なぜCMの音はスイスなの……?」
実は、1964年の誕生の裏には、
先行する老舗メーカーに挑んだロッテの
「チョコレートの歴史を塗り替える熱いドラマ」
がありました。
本日は、お馴染みの赤い板チョコに隠された
「2つの謎」を解き明かします。
── 謎1 ──
なぜ、一民間企業が「ガーナ」という
国名を商品名にできたのか?
結論から言うと、
当時のガーナ政府(大統領)から、
国名を商品名に使う「正式な許可(お墨付き)」
を直接もらったからです。
1960年代初頭、
日本のチョコレート市場は明治や森永といった
老舗メーカーが圧倒的なシェアを握っていました。
後発のロッテが勝つための条件はただひとつ。
「これまでにない、本物のおいしいミルクチョコレート」
を作ること。
そこでロッテは、酸味と渋みのバランスが絶妙な
「ガーナ産カカオ豆」を100%近く使用するという、
当時としては贅沢極まりない最高級レシピを開発します。
一方、当時のガーナ共和国は1957年に
イギリスから独立したばかりの若い国。
初代大統領のクワメ・ンクルマ氏は、
国の主要産業である「カカオ」を
世界に強くアピールしたいと考えていました。
ロッテ:「ガーナ産カカオの素晴らしさを、
そのまま商品名にして日本中に広めたい!」
ガーナ政府:「そこまで自国のカカオの品質を認め、
世に広めてくれるなら、ぜひ応援したい!」
双方の情熱が合致し、
大統領から直々に国名の使用許可が下りたのです。
国家が民間企業の一商品に国名の使用を
公認するというのは、
世界的に見ても極めて異例の出来事でした。
── 謎2 ──
ガーナなのに、
なぜCMではスイス風の「ホルン」が流れるのか?
カカオの国「ガーナ」を名乗りながら、
CMのサウンドロゴは「スイス」。
この一見矛盾する組み合わせの正体は、
当時のチョコレートづくりの
「最先端技術への敬意と自信」でした。
当時、世界で最もなめらかで美味しい
ミルクチョコレートを作る国といえば、
ミルクチョコレート発祥の地である「スイス」。
ロッテが目指したのは、
そのヨーロッパの伝統的な製法による、
口どけのなめらかな本物のチョコレートでした。
ロッテは本場スイスから、
一流のチョコレート技術者
マックス・ブラック氏を日本に招聘。
彼は日本の気候や日本人の好みに合わせるため、
工場の機械の選定から温度管理、
カカオとミルクの配合比率に至るまで、
徹底的にスイスの伝統技術を叩き込みました。
こうして、
奇跡のハイブリッドチョコレートが完成します。
【厳選された素材】 アフリカ・ガーナ産の芳醇なカカオ豆
【伝統の製造技術】 スイス式のなめらかな極上の口どけ
つまり、あのCMのアルプホルンの音色は、
「スイスの本格的な技術と伝統を受け継いで作られた、
最高品質のチョコレートである」という、
ロッテの誇りと品質への自信の証明だったのです。
── まとめ ──
赤いパッケージに込められた、2つの国の物語
1964年2月、情熱を象徴する「真っ赤なパッケージ」
で発売されたガーナミルクチョコレートは、
日本中の人々を虜にし、大ヒットを記録しました。
名前は、最高のカカオを約束する「ガーナ」
音(CM)は、最高の技術を証明する「スイス(ホルン)」
この2つの国の強みが美しく融合したからこそ、
誕生から60年以上が経った今でも、
私たちはあの赤いパッケージを見るだけで、
あのなめらかな甘さを思い出すことが
できるのかもしれません。
今度「ガーナミルクチョコレート」を
手に取るときは、ぜひパッケージの「赤」
に秘められた熱いドラマを感じてみてくださいね。
それでは、また次回のメルマガでお会いしましょう!
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